子供の成長豆知識

親が小さいから身長が伸びない?遺伝で諦めているあなたへ!

子供の身長は”両親の遺伝”が一番影響するものだと多くの人が思っています。そのせいからか「私の身長が低いから、子供の身長も低くてしょうがない」と思う親も少なくありません。

お子さんも同じように「親の身長が低いから、伸びないんだ」と諦めてしまいます。有名な質問サイトのなかには「子供の身長が伸びないのは私の身長が低いせいだ・・・」と自分を責めてしまう親もいました。

それほど”遺伝”というのは身長に影響するものだと考えられています。しかし、遺伝が実際にどれくらい身長に影響しているのか知っている人は少ないでしょう。

そこで今回は、遺伝はどれぐらい身長に影響しているのか、どうすれば身長は伸びるのか解説をしていきます。

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遺伝による身長への影響

遺伝で悩む親やお子さんがいますが、残念なことに身長は60%から90%近くまで遺伝が関与し、残りが環境の影響だといわれています。

「遺伝がそこまで影響しているなら、諦めるしかないわね・・・」と思うかもしれませんが、まだ諦めるのは早いです。

遺伝は子供の成長に大きく影響しますが、身長は伸びる可能性があります。遺伝が影響する大きさについて説明したばかりで説得力に欠けると思いますが、それでも身長が伸びる可能性はあると言い切れます。

なぜ言い切れるのかというと、過去に比べて身長の平均値が伸びているからです。身長の平均値は文部科学省「学校保健統計調査-平成28年度(確定値)の結果」によると以下のようになっています。

昭和23年
男子 女子
5歳 103.7cm 102.5cm
11歳 130.4cm 130.8cm
14歳 146cm 148cm
17歳 160.6cm 152.1cm
平成28年度
男子 女子
5歳 110.4cm 109.4cm
11歳 145.2cm 146.8cm
14歳 165.2cm 156.5cm
17歳 170.7cm 157.8cm

昭和23年と現在の子供たちの平均身長を比較してみると、男の子だと10センチ以上の差がでています。仮に遺伝が大きく影響しているなら、一切平均身長が変わっていないはずです。

実際に、バレーボール選手やバスケットボール選手の両親を見てみてください。お子さんのほうが身長が高いはずです。

もし、わかりにくいなら周りの家族を思い出してみてください。両親は高いのに子供の身長は低い。反対に両親の身長よりも子供の身長のほうが高いという家族はいませんか。

このことから身長は遺伝の要素が大きいとされていますが、身長を伸ばすことは可能だといえます。

子供の身長は両親の遺伝だけでは決まらない

両親の遺伝の影響もありますが、環境的要因を改善してあげるだけでバレーボール選手やバスケットボール選手のように、両親よりも身長を高くすることができる可能性はあります。

ただ、子供の最終的な身長を知れるのであれば先に知りたいですよね。子供の最終的な身長をある程度予測する方法があるのです。それは以下になります。

  • 男の子 = ( お父さんの身長 + お母さんの身長 + 13 ) ÷ 2
  • 女の子 = ( お父さんの身長 + お母さんの身長 - 13 ) ÷ 2

上記の計算式を使えば、お子さんの最終的な身長をある程度予測することができます。仮に日本人の平均身長を使って計算してみます。

  • 男の子 ( 170cm + 158cm + 13 ) ÷ 2 = 170.5cm
  • 女の子 ( 170cm + 158cm - 13 ) ÷ 2 = 157.5cm

このように子供の最終的な身長をだすことができるのです。

しかし、これはあくまで「予測」されるもので最終的にこの身長に伸びるという保証はありません。しかし、反対にこの身長を超える可能性もあるといえます。

ここで、誤差を生み出すのが環境的要因です。この環境的要因によって身長の伸びに影響をしてきます。環境的要因をおろそかにしてしまうと、子供の身長は最終予測身長よりも低くなるかもしれません。

そうならないようにするためにも、次に身長を伸ばすために必要なこと・注意点を書いていこうと思います。

身長を伸ばすために必要なこと&注意点

子供の身長を伸ばすといっても成長期という限られた時間で出来るかぎり身長を伸ばすため、簡単なことではありません。

お子さんの身長を伸ばすためにも一つ一つ必要なこと、注意点に気をつけて行動してあげましょう。

身長を伸ばすための注意点

子供の身長を伸ばすためには、気をつけなければいけないことがあります。それは「ストレス」です。

子供の成長には「成長ホルモン」というホルモンの分泌が欠かせません。成長ホルモンの分泌によって骨の成長が促され、身長も伸びていきます。

この成長ホルモンの分泌はストレスが溜まってしまうと、分泌される量が減ってしまうのです。つまりストレスによって身長の伸びは止まってしまいます。

子供はストレスに対して大人よりも敏感です。ストレスの原因は両親のケンカや離婚など、子供が愛情を感じられなくなったときや、反対に子供を想うあまりに、過剰な期待やプレッシャーを与えてしまいストレスの原因となってしまうこともあります。

正解はお子さんによって違ってきますので「ここでこうすることが正解」だとは言い切れません。常に子供の状況を見てあげて、リラックスできる環境にしてあげるといいでしょう。

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身長を伸ばすために必要なこと「運動編」

身長を伸ばすためには「運動」が必要です。身長を伸ばすためには骨の成長が必要ですが、運動をすることによって骨に適度な刺激を与えることができます。また、運動を行うことによって成長ホルモンの分泌も促します。

ただ、運動と聞いてとにかく体を動かして疲れさせることが大事だと勘違いしてはいけません。

もちろん、体を動かすことも疲れることも大切です。しかし、過度な運動はいけません。過度な運動をしてしまうと負担が大きくなり、反対に骨が伸びにくくなってしまいます。

もっとも子供に適している運動は、子供自身に決めさせることです。本来ならバレーボールやバスケットボールは身長を伸ばすのによいスポーツですが、子供がやりたくなければ無理にやらせる必要はありません。

例え身長が伸びやすいスポーツでも、無理にやらせてストレスを溜めてしまっては伸びません。なので、子供が自主的にやりたい運動をさせるといいでしょう。

バスケやバレーなどスポーツをやりたくなければ、他の子供たちと遊ぶ「鬼ごっこ・なわとび・ドッジボール」でも、十分な運動ができます。

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身長を伸ばすために必要なこと「食事編」

身長を伸ばすためには食事も大切です。身長を伸ばすために「牛乳を飲んでカルシウムを摂りなさい」と、よく聞いたことがあると思います。

これは正しいことで「カルシウム」は骨を強化する働きがあるため、お子さんの身長を伸ばすなら欠かすことはできません。しかし、カルシウムだけ積極的に摂取しても、効果は発揮できません。

実はカルシウム以外にも身長を伸ばすために必要な栄養素があります。それは”タンパク質”です。身長を伸ばすということは、骨を伸ばすことだといえます。タンパク質は骨や筋肉の材料となり、骨を伸ばす働きがあるのです。

また、タンパク質はそれ以外にも成長ホルモンの分泌を促す効果も持っています。骨を伸ばし強化するためには、タンパク質とカルシウムの摂取は必要不可欠です。

ただ、タンパク質を摂取しようとすると、肉や魚に多く含まれているので必然とどちらかの食品を多く食べることになってしまいます。

肉や魚を食べることはいいのですが、これらは高タンパクと同時に脂肪分が多く、高カロリーです。タンパク質を意識して食べ過ぎると、縦に伸びるのではなく横に伸びていくかもしれません。つまり太る危険性があります。

そこで摂るべきなのが「高タンパク・低カロリーの食材です。太りやすい子や脂っこいものが苦手な子でも、この食材なら食べることができるでしょう。

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おすすめの食材

高タンパク・低カロリーの食材で肉類だと豚肉や牛肉よりも鶏肉がおすすめです。鶏肉のささみはとくに高タンパク・低カロリーで、スポーツ選手もよく食べている食品です。

鶏肉だとささみ以外にも、もも肉・胸肉は皮を取れば脂肪分も減らすことができます。

魚だと、マグロやカツオ、アジは高タンパクで、低カロリーとなっています。しかし、ブリやサバ、サンマはタンパク質が少なく、高カロリーとなっているので気をつけましょう。

白身魚に低タンパク質・高カロリーの魚が多いので赤身魚を意識するといいでしょう。ちなみにタコやイカも高タンパク・低カロリーとなっています。

肉や魚以外にも豆類では大豆がおすすめです。とくに豆腐は高タンパク質・低カロリーなのでおすすめできます。ただし、同じ豆でも納豆や湯葉は高タンパク質でも高カロリーとなっているので気をつけましょう。

おすすめの調理法

調理法にも気をつける必要があります。基本的に「カロリーを減らすための調理法」を選ぶ必要があります。

カロリーを減らすためには、肉だったら脂身の部分を切る。揚げるや炒める料理ではなく、茹でる、蒸すなどの油を使わない料理を増やしましょう。

意外とできていないカルシウムの摂取

身長を伸ばすために、タンパク質の必要性について説明をしましたが、実は「カルシウム」の摂取は難しく、必要摂取量を満たせている子供はほとんどいません。

厚生労働省の「栄養素の食事摂取基準」だと、大人は700mgに対して、子供は1000mg近くと大人よりも必要になってきます。

しかし、厚生労働省が行った「平成27年国民健康・栄養調査結果の概要」の結果、7歳から14歳は『657mg』、15歳から19歳は『505mg』と、約半分ほどしか満たせていません。

カルシウムは非常に吸収率の悪い栄養素で、すべての食材に含まれているわけではありません。そのため、意識して摂らないとカルシウムを不足してしまいます。

カルシウムを不足したままだと身長が伸びなくなる以外にも、骨粗しょう症という骨が弱くなる病気になってしまう可能性もあります。病気とまでいかなくても、簡単に骨折しやすくなるかもしれません。

カルシウムを意識的に摂取しようとすると気になるのが「過剰摂取」だと思います。先に答えからいうとカルシウムで過剰摂取になることはほとんどないので安心してください。

カルシウムはどんな食品にもたっぷり含まれているわけではありません。また吸収率の悪い栄養素でもあります。心がけてカルシウムの多い食品を選ばないと知らず知らずのうちに不足してしまいます。その上年をとると小食になるため、カルシウムをとる量も減り、腸でのカルシウムの吸収も悪くなってきますので、若いときよりいっそう食事への配慮が必要となります。

上記のように摂取するのが難しいうえに、足りていないので過剰摂取にはなることはないでしょう。また、カルシウムは多く摂れた分だけ骨に蓄えられ、さらに余分だと判断したら勝手に吸収率をコントロールしてくれるので問題ありません。

ただ、不足している量を考えると普段の食事からプラスで必要摂取量のカルシウムを摂るのは非常に難しいと思います。

恐らく満たしたとしても同じような料理ばっかりになってしまうか、量が増えすぎてカロリーが大変なことになっているでしょう。

そこで、利用してほしいのが栄養補助食品(サプリメント)です。サプリを飲めば、普段と変わらない食事量で必要な摂取量を満たすことができます。

また、サプリはカルシウム以外にも身長を伸ばすために必要な栄養素が含まれているので、ビタミン類など他の栄養素も同時に補うことができます。

なによりも、私が一番のメリットだと感じているのは「手軽さ」です。必要な栄養素を満たしてあげようと思うと料理を作るのが大変です。

しかし、サプリメントなら普段と変わらないので、簡単に子供の栄養素を満たしてあげることができます。気になる方は一度見てみてはいかがでしょうか。

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身長を伸ばすために必要なこと「睡眠編」

運動、食事ときたら最後は「睡眠」です。近年ではネットやゲームの発達により夜更かしをする子供が増えてきています。

睡眠は体をスッキリさせるだけのイメージですが、成長期の子供にとっては身長を伸ばす時間でもあるのです。

人はリラックスして寝ているときに成長ホルモンが分泌されていきます。しかし、夜更かしをしていると、体は興奮状態となり、リラックスできず、成長ホルモンが分泌されません。

また、睡眠時間が減ることによって体力と食欲は回復せず、他のことにまで影響を及ぼしてしまいます。

問題は身長が伸びないだけではありません。睡眠不足になると集中力が切れてしまい、勉強もついていけなくなります。

最近はネットやゲームが発達して楽しくなっていますが、子供の将来のことを思って、早めに寝ることを心がけましょう。

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まとめ

ネットを見ていると「遺伝の影響は25%ぐらいだから影響ありません」と書いているところもありますが、よく見てみてください。恐らくちゃんとした情報元が書いていないと思います。

実際に調べてみると60%から90%近くまで遺伝が関与していることがわかりました。この情報を見て、「身長が低いのは私のせいなんだ・・・」と落ち込んでいる親もいると思います。

しかし、遺伝の影響もありますが、環境的要因を変えてあげたら子供の身長は伸びる可能性があります。

もちろん「10センチ、20センチ伸びる」というのは難しいかもしれません。しかし、昔の人に比べて、確かに平均身長は伸びています。身長が遺伝だけだったら伸びていないはずです。

きちんと、お子さんの「運動・食事・睡眠」の3つを管理してあげれば身長は伸びる可能性あります。遺伝だからといって諦めず、少しでも身長を伸ばしてあげたいなら、お子さんのためにもできるかぎりのことをやってみてはいかがでしょうか。