この記事の監修担当
日本ニュートリション協会公認「サプリメントアドバイザー」
管理栄養士
この記事はサプリ専門家が監修し、小学校高学年5・6年生(10~12歳)におすすめ身長サプリを紹介しています。
お子さんに身長サプリの購入を検討している場合は必ずこの記事をお読みください。
【大前提】小学生の高学年の定義とは?
小学校高学年は小学5・6年生、つまり10歳から12歳のお子さんを指します。
この時期は男女共に成長期真っ只中です。成長期とは別名「思春期」と呼ばれたり、「第二次性徴」とも呼ばれます。
第一次性徴は赤ちゃんの時期に迎え、1年間の間に約25cmという急激な成長を経験します。
そこまでの身長伸びは期待できませんが、第二次性徴(成長期)はそれ以来の急激な成長を経験する期間であり、身長が伸びる最後の期間でもあります。
最終身長は成長スパート期で決まる
具体的に最も身長が伸びる時期は「成長スパート期」と呼ばれ、成長期の中の一部分にあたります。
(出典:学校法人順天堂)
この時期は急激な成長によって様々な栄養が不足しがちです。特にカルシウムは不足する栄養素の代表格で、この時期にはカルシウム吸収率が高くなるような体になるほどです。
丈夫な骨や歯をつくるためには、バランスのよい食事と運動が大切ですが、特にカルシウムはしっかりとりたい栄養素です。また、カルシウムは強い歯や骨をつくるだけでなく、筋肉の収縮や神経を安定させる作用もあります。子どもが心身ともに健康に育つために、日ごろからカルシウムを充分に摂取することを意識しましょう。
このように行政機関もカルシウム摂取の重要性をアピールしています。医療の関係機関である「統合医療」情報発信サイトにも以下のように記載がありました。
総カルシウム摂取量を考慮すると、複数の年齢群についてカルシウム不足が懸念されている。そのような年齢群には4歳以上の女性(特に思春期の女子児童)、9~18歳の男児、51歳以上の男性が含まれている[1,8]。
また、カルシウムと同時に不足しがちな栄養素があります。それは「マグネシウム」と「鉄」です。
マグネシウムは、幅広い細胞反応に必須なミネラルであり、生体において300種以上の酵素反応に関与している。また、カルシウムと共に骨の健康に必要なミネラルでもあり、カルシウムの作用と密接に関与している。
マグネシウムはカルシウム摂取を手助けする栄養素です。
さらに、鉄は慢性的に不足する栄養素になります。そのため、行政機関はカルシウムと鉄の摂取を食事以外から摂るようにと促しています。
カルシウムは乳・乳製品、魚介類、大豆製品、種実類、藻類などに、鉄は豆類・種実類・藻類・肉類に多く含まれます。食事の他にもおやつなどで積極的に摂取することが大切です。
「食事の他におやつなどで…」と書かれているのがわかります。ただ、おやつといっても具体的にどのようなものがいいかわかりません。
毎日食べていいお菓子も限られていますし、必要な栄養素だけを摂取できるお菓子は多くありません。また、同じものだと子供も飽きる可能性が高いです。
何より、どの栄養素が普段の食事から不足しているか具体的にご存知の方はほとんどいないでしょう。
身長サプリはそんな不足しがちな栄養素をバランスよく摂取するのが目的で作られています。
小学校高学年5・6年生(10~12歳)にぴったり合った身長サプリを見つけるためには、この前提を覚えておく必要があります。
小学校高学年5・6年生(10~12歳)におすすめの身長サプリを選ぶ基準
市販、通販問わず探すと身長サプリは数多く販売されているので選ぶのは大変です。しかし、今から解説する内容を見ていただければ簡単に選ぶ基準がわかります。
まず大前提として、先ほどお話したように小学校高学年5・6年生(10~12歳)に不足する栄養素を補えるものでないと意味がありません。
では不足する栄養素はどのようにわかるのか。それは厚生労働省が調査している平均摂取量と、摂取すべき推奨量を比較すれば一目でわかります。
カルシウム
厚生省の推奨量 | 平均摂取量 | 過不足 | |
---|---|---|---|
0~5ヶ月 | 男:200mg | 男:- | 男:データなし |
女:200mg | 女:- | 女:データなし | |
6~11ヶ月 | 男:250mg | 男:- | 男:データなし |
女:250mg | 女:- | 女:データなし | |
1~2歳 | 男:450mg | 男:421mg | 男:なし |
女:400mg | 女:398mg | 女:なし | |
3~5歳 | 男:600mg | 男:421mg | 男:179mg |
女:550mg | 女:398mg | 女:152mg | |
6~7歳 | 男:600mg | 男:678mg | 男:なし |
女:550mg | 女:610mg | 女:60mg | |
8~9歳 | 男:650mg | 男:678mg | 男:なし |
女:750mg | 女:610mg | 女:140mg | |
10~11歳 | 男:700mg | 男:678mg | 男:22mg |
女:750mg | 女:610mg | 女:140mg | |
12~14歳 | 男:1000mg | 男:678mg | 男:322mg |
女:800mg | 女:610mg | 女:190mg | |
15~17歳 | 男:800mg | 男:508mg | 男:292mg |
女:650mg | 女:610mg | 女:40mg |
マグネシウム
厚生省の推奨量 | 平均摂取量 | 過不足 | |
---|---|---|---|
0~5ヶ月 | 男:- | 男:- | 男:データなし |
女:- | 女:- | 女:データなし | |
6~11ヶ月 | 男:- | 男:- | 男:データなし |
女:- | 女:- | 女:データなし | |
1~2歳 | 男:70mg | 男:148mg | 男:なし |
女:70mg | 女:146mg | 女:なし | |
3~5歳 | 男:100mg | 男:148mg | 男:なし |
女:100mg | 女:146mg | 女:なし | |
6~7歳 | 男:130mg | 男:232mg | 男:なし |
女:130mg | 女:209mg | 女:なし | |
8~9歳 | 男:170mg | 男:232mg | 男:なし |
女:160mg | 女:209mg | 女:なし | |
10~11歳 | 男:210mg | 男:232mg | 男:なし |
女:220mg | 女:209mg | 女:11mg | |
12~14歳 | 男:290mg | 男:232mg | 男:58mg |
女:290mg | 女:209mg | 女:81mg | |
15~17歳 | 男:360mg | 男:242mg | 男:118mg |
女:310mg | 女:189mg | 女:121mg |
鉄
厚生省の推奨量 | 平均摂取量 | 過不足 | |
---|---|---|---|
0~5ヶ月 | 男:- | 男:- | 男:データなし |
女:- | 女:- | 女:データなし | |
6~11ヶ月 | 男:5.0mg | 男:- | 男:データなし |
女:4.5mg | 女:- | 女:データなし | |
1~2歳 | 男:4.5mg | 男:4.4mg | 男:0.1mg |
女:4.5mg | 女:4.3mg | 女:0.2mg | |
3~5歳 | 男:5.5mg | 男:4.4mg | 男:1.1mg |
女:5.0mg | 女:4.3mg | 女:0.7mg | |
6~7歳 | 男:6.5mg | 男:4.4mg | 男:2.1mg |
女:6.5mg | 女:4.3mg | 女:2.2mg | |
8~9歳 | 男:8.0mg | 男:6.9mg | 男:1.1mg |
女:8.5mg | 女:6.1mg | 女:2.4mg | |
10~11歳 | 男:10.0mg | 男:6.9mg | 男:3.1mg |
女:10.0mg | 女:6.1mg | 女:3.9mg | |
12~14歳 | 男:11.5mg | 男:6.9mg | 男:4.6mg |
女:10.0mg | 女:6.1mg | 女:3.9mg | |
15~17歳 | 男:9.5mg | 男:7.8mg | 男:1.7mg |
女:8.5mg | 女:6.5mg | 女:2.0mg |
小学校高学年5・6年生は10~12歳です。この年齢に該当する栄養素の過不足を見ていただけば、不足分が簡単にわかります。
ちなみに、身長を伸ばすために必要な栄養素はこれだけではありません。たんぱく質、亜鉛、ビタミンDなども必要ですが、どれも推奨量を満たせています。よって意識して摂る必要性はそこまでありません。
それでは以下に比較表からわかる内容をまとめます。
- カルシウム322mg以上配合
- マグネシウム81mg以上配合
- 鉄4.6mg以上配合
これらの基準をクリアした身長サプリがこの時期に最適なものになります。
また、たんぱく質、亜鉛、ビタミンDなども少量でも配合されていれば、不足する心配はありませんし、販売会社も成長期に合わせたサプリメントを製造していることがわかります。
もちろん、これだけの条件から選べば簡単ですが、身長サプリは子供が毎日飲むものです。
- 安全性
- 飲みやすさ
- 価格
- 口コミ(実際に飲んだ感想)
これら4つのポイントも必ず見てほしい内容です。
しかしながら、これらの内容を個人で比較して、わが子にあった身長サプリを選ぶのは大変です。
そこで簡単に小学校高学年5・6年生(10~12歳)に合った身長サプリが見つかるように、上記で紹介した栄養素の条件に加えて5つの選定条件でチェックした身長サプリを紹介します。
選定する際には、専門家であるサプリメントアドバイザーが採点しました。
専門家であるサプリメントアドバイザーが身長サプリを選定しているので、ぜひ小学生高学年5・6年生(10~12歳)のサプリ選びに役立ててください。
小学生高学年におすすめ身長サプリランキング
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小学校高学年におすすめ
アスミール
通常価格:4,102円 定期購入:500円(モニター実施中)
余計な栄養成分は一切除き、成長期に本当に不足する栄養素を高品質な原材料で無駄なく配合した「アスミール」。小学校高学年(成長期)に不足する栄養もこれ一杯で簡単補給。安全性や価格、口コミ、どれをとっても総合力でワンランク上。現在500モニター実施中!
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プラステンアップ
通常価格:9,980円 定期購入:1,980円
「プラステンアップ」は成長期(小学校高学年以上)を対象にした身長サプリです。成長期に不足する栄養素の補給はもちろん、レモン味ですっきりした味わいなので飲みやすさも◎。定期購入の回数縛りもないので手軽に試せます。
安全性 飲みやすさ 価格 口コミ 4 5 5 4 -
カルシウムグミ
通常価格:7,600円(2箱) 定期購入:7,220円(2箱)
「カルシウムグミ」はグミタイプの身長サプリです。6粒で噛んで食べるだけで必要な必須栄養素を補給。モンドセレクション8年連続獲得、身長サプリで唯一の安心安全マーク取得の安全性。お菓子感覚で簡単に栄養が取れる優れものです。
安全性 飲みやすさ 価格 口コミ 4 4 3 3
まとめ
あなたのお子さんにぴったり合った身長サプリは見つかりましたか?
もしかすると、
- ランキングの商品は試したけど子供に合わなかった…
- 苦手なタイプのサプリだった…
このような場合もあるかと思われます。お子さんによって個人差があるので、いきなりぴったり合ったものが見つかる可能性も100%ではありません。
そこで万が一、上記のランキングから合ったものが見つからなかった場合に役に立つ記事を用意しました。
上記の記事は、現時点で販売されている身長サプリ全製品を採点し、一覧表にまとめています。
記事内容はサプリメントアドバイザーと、現役の管理栄養士に協力して頂き監修しております。
ぜひこちらの記事も活用して頂き、あなたのお子さんにぴったり合った身長サプリを見つけてください。
なお、お子さんの年齢から再度身長サプリを選びなおしたい方は、以下の記事を参考にしてください。