この記事の監修担当
日本ニュートリション協会公認
サプリメントアドバイザー
この記事はサプリ専門家が監修し、高校1・2・3年生(16/17/18歳)におすすめ身長サプリを紹介しています。お子さんに身長サプリの購入を検討している場合は必ずこの記事をお読みください。
高校生とは16~18歳の子供を指し、女子で9歳、男子で11歳から始まる成長期が終わる時期でもあります。
この時期から身長が大きく伸びる子もいますが、多くのお子さんの最終身長が決まる時期でもあります。つまり、身長が伸びる最後のチャンスといっても過言ではありません。
この時期は成長期真っ只中と同様に多くの栄養素が不足します。必要な栄養素を見極め、身長サプリをうまく活用してお子さんの成長を応援してあげましょう。
【前提】成長曲線から高校生の身長を理解する
(出典:実践女子大学「身長の成長曲線」)
これを見ると、女子で若干緩やかなカーブを描きながら少し成長量が増えています。男子に関してはほぼ横ばいといった状態です。
注目してほしいのは「年間の成長量」です。緑と紫の曲線が年間の成長量になります。18歳でちょうど0に近づきますが、16歳や17歳の段階ではまだ可能性が残されています。
みなさんも高校生になってから急激に身長が伸びた方を見た経験があると思います。
さすがに18歳以降、20歳になって身長が伸びる可能性はほぼ0です。しかし、高校生の間はまだまだ可能性が残されているのです。
この最終身長を決める期間をどう過ごすかで、子供の自信や将来の可能性を繋がるといっても過言ではありません。
実際に多くの方が自分の身長に対して不満を抱いています。立命館大学が身長について大学生110名に「現在の自分の身長についてどう思いますか?」と調査したところ、
男女問わず「低いと思っている」人の数が圧倒的に多かった。66%とこちらも 3 人に 2 人の割合であった
さらに、自分の身長に対する不満を感じている人は全体の66%にも及び、満足している人は約34%という結果が出ています。
このように自分の身長に対して満足できていない方が多いのが実情です。しかし、大学生になると成長量も0に近づき、身長が伸びる可能性はほぼ0です。
また、身長が将来の子供の収入に関わるといった興味深い内容もあります。
大阪大学教授で経済学者の大竹文雄教授らが行ったアンケートを、同大学大学院の福澤洋樹氏が検証したところ、「学歴、勤続年数、企業規模、親の学歴、育った家庭の生活水準などをコントロールしたとしても、1cm身長が高くなると時間当たり賃金は約1.5%高くなる」とか。(2005年)
さらに海外の研究結果では身長が機会損失を生んでいるという内容の発表されています。
さらに、アメリカで、ほぼ同じ能力で身長が異なる2人の男性が140人の人事採用担当者の前で架空のポストを競うという実験を行ったところ、72%の採用担当者が185cmの男性を選び、170cmの候補者を選んだのはたった1人だったとかで、身長は“機会”の損失も招いている!?
これはあくまで一例ですが、身長が子供の将来に影響する可能性があることも完全に否定はできません。
そんな最終身長が決まる高校1・2・3年生(16/17/18歳)の時期。では一体、どのような栄養素が不足するのでしょうか。
不足する栄養素の数々
高校生の時期に不足する栄養素の中で、特に身長に関係する栄養素は以下6つです。
- カルシウム
- マグネシウム
- たんぱく質
- ビタミンD
- 亜鉛
- 鉄
この中で不足する栄養素は「カルシウム」「マグネシウム」「亜鉛」「鉄」です。
では実際にどれだけ不足するか確認してみましょう。
カルシウム
厚生省の推奨量 | 平均摂取量 | 過不足 | |
---|---|---|---|
0~5ヶ月 | 男:200mg | 男:- | 男:データなし |
女:200mg | 女:- | 女:データなし | |
6~11ヶ月 | 男:250mg | 男:- | 男:データなし |
女:250mg | 女:- | 女:データなし | |
1~2歳 | 男:450mg | 男:421mg | 男:なし |
女:400mg | 女:398mg | 女:なし | |
3~5歳 | 男:600mg | 男:421mg | 男:179mg |
女:550mg | 女:398mg | 女:152mg | |
6~7歳 | 男:600mg | 男:678mg | 男:なし |
女:550mg | 女:610mg | 女:60mg | |
8~9歳 | 男:650mg | 男:678mg | 男:なし |
女:750mg | 女:610mg | 女:140mg | |
10~11歳 | 男:700mg | 男:678mg | 男:22mg |
女:750mg | 女:610mg | 女:140mg | |
12~14歳 | 男:1000mg | 男:678mg | 男:322mg |
女:800mg | 女:610mg | 女:190mg | |
15~17歳 | 男:800mg | 男:508mg | 男:292mg |
女:650mg | 女:610mg | 女:40mg |
マグネシウム
厚生省の推奨量 | 平均摂取量 | 過不足 | |
---|---|---|---|
0~5ヶ月 | 男:- | 男:- | 男:データなし |
女:- | 女:- | 女:データなし | |
6~11ヶ月 | 男:- | 男:- | 男:データなし |
女:- | 女:- | 女:データなし | |
1~2歳 | 男:70mg | 男:148mg | 男:なし |
女:70mg | 女:146mg | 女:なし | |
3~5歳 | 男:100mg | 男:148mg | 男:なし |
女:100mg | 女:146mg | 女:なし | |
6~7歳 | 男:130mg | 男:232mg | 男:なし |
女:130mg | 女:209mg | 女:なし | |
8~9歳 | 男:170mg | 男:232mg | 男:なし |
女:160mg | 女:209mg | 女:なし | |
10~11歳 | 男:210mg | 男:232mg | 男:なし |
女:220mg | 女:209mg | 女:11mg | |
12~14歳 | 男:290mg | 男:232mg | 男:58mg |
女:290mg | 女:209mg | 女:81mg | |
15~17歳 | 男:360mg | 男:242mg | 男:118mg |
女:310mg | 女:189mg | 女:121mg |
亜鉛
厚生省の推奨量 | 平均摂取量 | 過不足 | |
---|---|---|---|
0~5ヶ月 | 男:- | 男:- | 男:データなし |
女:- | 女:- | 女:データなし | |
6~11ヶ月 | 男:- | 男:- | 男:データなし |
女:- | 女:- | 女:データなし | |
1~2歳 | 男:3.0mg | 男:5.5mg | 男:なし |
女:3.0mg | 女:5.3mg | 女:なし | |
3~5歳 | 男:4.0mg | 男:5.5mg | 男:なし |
女:4.0mg | 女:5.3mg | 女:なし | |
6~7歳 | 男:5.0mg | 男:5.5mg | 男:なし |
女:5.0mg | 女:5.3mg | 女:なし | |
8~9歳 | 男:6.0mg | 男:9.2mg | 男:なし |
女:5.0mg | 女:7.9mg | 女:なし | |
10~11歳 | 男:7.0mg | 男:9.2mg | 男:なし |
女:7.0mg | 女:7.9mg | 女:なし | |
12~14歳 | 男:9.0mg | 男:9.2mg | 男:0.2mg |
女:8.0mg | 女:7.9mg | 女:なし | |
15~17歳 | 男:10.0mg | 男:10.8mg | 男:0.8mg |
女:8.0mg | 女:7.8mg | 女:なし |
鉄
厚生省の推奨量 | 平均摂取量 | 過不足 | |
---|---|---|---|
0~5ヶ月 | 男:- | 男:- | 男:データなし |
女:- | 女:- | 女:データなし | |
6~11ヶ月 | 男:5.0mg | 男:- | 男:データなし |
女:4.5mg | 女:- | 女:データなし | |
1~2歳 | 男:4.5mg | 男:4.4mg | 男:0.1mg |
女:4.5mg | 女:4.3mg | 女:0.2mg | |
3~5歳 | 男:5.5mg | 男:4.4mg | 男:1.1mg |
女:5.0mg | 女:4.3mg | 女:0.7mg | |
6~7歳 | 男:6.5mg | 男:4.4mg | 男:2.1mg |
女:6.5mg | 女:4.3mg | 女:2.2mg | |
8~9歳 | 男:8.0mg | 男:6.9mg | 男:1.1mg |
女:8.5mg | 女:6.1mg | 女:2.4mg | |
10~11歳 | 男:10.0mg | 男:6.9mg | 男:3.1mg |
女:10.0mg | 女:6.1mg | 女:3.9mg | |
12~14歳 | 男:11.5mg | 男:6.9mg | 男:4.6mg |
女:10.0mg | 女:6.1mg | 女:3.9mg | |
15~17歳 | 男:9.5mg | 男:7.8mg | 男:1.7mg |
女:8.5mg | 女:6.5mg | 女:2.0mg |
比較表を見ていただきましたが、高校1・2・3年生(16/17/18歳)に不足する量を以下にまとめます。男女含めた最大量になります。
- カルシウム:292mg
- マグネシウム:121mg
- 亜鉛:0.8mg
- 鉄:2.0mg
これだけの栄養素が不足します。12歳から14歳の成長期真っ只中の時期と比較しても、不足する栄養素がまだまだあるのがわかります。
特にこの中でも注意してほしいのが「カルシウム」です。
そもそも諸外国の子供と比較して日本人の子供はカルシウム不足だと言われています。そのため、行政機関もこのように摂取を促しています。
丈夫な骨や歯をつくるためには、バランスのよい食事と運動が大切ですが、特にカルシウムはしっかりとりたい栄養素です。また、カルシウムは強い歯や骨をつくるだけでなく、筋肉の収縮や神経を安定させる作用もあります。子どもが心身ともに健康に育つために、日ごろからカルシウムを充分に摂取することを意識しましょう。
カルシウム以外にもマグネシウムの摂取量は成長期よりも不足しています。マグネシウムはカルシウムの吸収を手助けする栄養素なので、しっかり補給したい栄養です。
亜鉛は0.8mgなので、そこまで注意すべき内容ではありません。もちろん補給できるに越したことはありませんが、優先度は低くなります。
最後に「鉄」に関しては、1歳以上慢性的に不足しています。これも積極的に摂取すべき栄養です。
身長を伸ばすたんぱく質は身長サプリに必要ないのか?
たんぱく質は身長を伸ばすために重要な栄養素です。
オリンピック選手の栄養指導を行ってきた鈴木志保子(すずき・しほこ)教授は、身長を伸ばすために重要な生活習慣の中で、まず第一に「栄養」を取り上げ以下のように話されています。
バランスの良い食事が大切なんですけれども、特にタンパク質を意識してほしい
カルシウムは骨を強くする成分なので、縁の下の力持ちといった存在です。たんぱく質は直接身長を促進する栄養素です。
どちらもバランスが重要で、偏った摂り方をしていては満足に身長が伸びることもありません。
ではたんぱく質を豊富に摂るべきなのか?
これはたんぱく質の「過不足」から判断すべきです。厚生労働省の平均摂取量と推奨量を比較するとどれだけ過不足があるのかわかります。
実際に高校1・2・3年生(16/17/18歳)を対象に比較してみると、
- 推奨量(厚労省):男子65g、女子55g
- 平均摂取量:男子85.7g、女子64.8g
このように平均摂取量が推奨量を上回っているので、不足の心配がありません。むしろ、十分な余裕をもってクリアしています。
たんぱく質1gの中に含まれるエネルギー量は4カロリーです。このエネルギー(kcal)を摂りすぎることによって肥満の原因になります。
例えば、エネルギーのとり過ぎによって肥満が生じ、肥満は高脂血症、高血圧、糖尿病、痛風、脂肪肝、関節痛を引起こし、さらに高脂血症、高血圧、糖尿病、痛風は動脈硬化の誘因となり、動脈硬化は狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、腎臓病などの要因となります。
この肥満は身長にも悪影響を及ぼします。低身長外来専門医の医師によると、
太っている子は、はじめは背も高いのですが・・・
(中略)
太った子は初潮を早く迎えるため、背の伸びも早く止まってきます。
(中略)
中学校に入ってからの背の伸びは少なく、みんなに追い抜かれてしまいます。
引用元:ぬかたクリニック
これは小学生や中学生を対象にしていますが、肥満が身長の伸びを阻害する可能性は高いのがわかります。
ただ、たんぱく質を摂取することで生まれるエネルギー量は高校1・2・3年生(16/17/18歳)に若干不足します。
よって、たんぱく質の配合量が多いプロテインのようなものだと肥満の可能性もありますが、カルシウムなどをメインにした身長サプリに少量のたんぱく質が配合されているのがベストです。
これを踏まえた上で身長サプリを選んでいきます。
高校1・2・3年生に合う身長サプリの条件
これまでの内容をまとめると、高校1・2・3年生(16/17/18歳)におすすめの身長サプリとは、
- カルシウム:292mg
- マグネシウム:121mg
- 亜鉛:0.8mg
- 鉄:2.0mg
- たんぱく質:少量
これらの条件をクリアした身長サプリになります。
上記内容を前提に品質や安全性、価格の妥当性や口コミなど、身長サプリの正しい選び方で解説している4つの条件を元にサプリメントアドバイザーが採点しました。
専門家であるサプリメントアドバイザーが身長サプリを選定しているので、ぜひ高校1・2・3年生(16/17/18歳)の身長サプリ選びに役立ててください。
高校生におすすめ身長サプリ厳選ランキング
-
高校生におすすめ
プラステンアップ
通常価格:9,980円 定期購入:1,980円
「プラステンアップ」は成長期(小学校高学年以上)を対象にした身長サプリです。成長期に不足する栄養素の補給はもちろん、レモン味ですっきりした味わいなので飲みやすさも◎。定期購入の回数縛りもないので手軽に試せます。
安全性 飲みやすさ 価格 口コミ 4 5 5 4 -
アスミール
通常価格:4,102円 定期購入:500円(モニター実施中)
余計な栄養成分は一切除き、成長期に本当に不足する栄養素を高品質な原材料で無駄なく配合した「アスミール」。小学校高学年(成長期)に不足する栄養もこれ一杯で簡単補給。安全性や価格、口コミ、どれをとっても総合力でワンランク上。現在500モニター実施中!
安全性 飲みやすさ 価格 口コミ 5 4 5 4 -
カラダアルファ
通常価格:7,200円(1箱) セット購入:19,800円(3箱)
「カラダアルファ」は買い切りタイプの身長サプリです。スピルリナを主成分に栄養成分が豊富です。とても飲みやすく高校生に合ったサプリではあるが、カルシウムの摂取量が少し足りないのが気になるところ。GMPなど安全性については問題なし。
安全性 飲みやすさ 価格 口コミ 4 5 3 4
まとめ
あなたのお子さんに合った身長サプリは見つかりましたか?
もしかすると、
- ランキングの商品は試したけど子供が飲まなかった
- 手軽じゃないから継続できなかった
- 苦手なタイプのサプリだった…
このような場合もあります。それぞれ個人差があるので、いきなりぴったり合ったものが見つかる可能性は高くありません。
そこで、上記のランキングでお子さんに合ったものが見つからなかった場合に役立つ記事を用意しました。
現時点で販売されている身長サプリ全製品を採点し、一覧表にまとめています。記事内容はサプリメントアドバイザーと、現役の管理栄養士に協力して頂き監修しております。
ぜひこちらの記事も活用して頂き、あなたのお子さんにぴったり合った身長サプリを見つけてください。
なお、お子さんの年齢から再度身長サプリを選びなおしたい方は、以下の記事を参考にしてください。