牛乳と相性の良いフルーツ風味で大人から子供まで楽しむことができる青汁「ミルクとまぜておいしい青汁」。
不足している人が多いカルシウムを、1袋で牛乳100ml相当分配合しているとのことですが、どれだけ栄養をサポートすることができるのでしょうか。
4つの基準を使ってサプリ専門家が公平に評価します。購入前の参考にしてみてはいかがでしょうか。
【総合評価】ミルクとまぜておいしい青汁の採点結果
先にミルクとまぜておいしい青汁の総合評価を発表したいと思います。総合評価は以下になります。
基準 | 点数(5点満点中) |
---|---|
安全性 | 【★★★★・】4点 |
飲みやすさ | 【★★★・・】3点 |
価格 | 【★★★・・】3点 |
口コミ | 【★★・・・】2点 |
総合評価 | 【★★★・・】3点 |
危険な原材料は使われておらず、添加物も保存料や着色料は使われていなかったのですが、子供の成長をサポートする身長サプリとして評価すると満点にはなりません。
飲みやすさも「青汁」としてはクセがなく、子供でも飲みやすくなっています。ただ、それでも飲めない子がいると口コミ投稿されていましたので、飲みやすさは3点にしています。
ミルクとまぜておいしい青汁をおすすめしたいお子さん
- 栄養バランスに後一押しがほしい方
- 色々な栄養素を摂りたい方
- 買い物ついでに購入したい方
ミルクとまぜておいしい青汁は栄養成分量が足りていないと言いましたが、つまり過剰摂取の心配もないと言えます。
そのため、普段の食事で栄養バランスを考えているけど、本当に足りているのか不安という方におすすめです。
また、青汁だからこそ摂れる食物繊維やルテイン、ポリフェノールなど色々な栄養素を摂ることもできるのでおすすめです。
ミルクとまぜておいしい青汁が向いていないお子さん
- 栄養バランスが偏っている方
- 牛乳が苦手な方
栄養成分が平均摂取量と足しても厚生労働省の推奨基準を満たすことができていないため、栄養バランスが偏っている方にはあまり向いていません。
少しでもカルシウムを摂ろうとするのであれば牛乳が理想なんですが、牛乳が苦手な子だとカルシウムが全く摂れなくなります。
ミルクとまぜておいしい青汁は牛乳と混ぜて飲まないと栄養成分量がさらに物足りなくなってしまうので、牛乳が苦手な子にはあまり向いていません。
【体験レビュー】ミルクとまぜておいしい青汁を購入してみた
今回購入した「ミルクとまぜておいしい青汁」は近くのスーパー「ハーベス」で購入してきました。
公式サイトの情報によるとスーパー以外にも、ドラッグストアや薬局はもちろんのこと、量販店などでも購入することができます。
市販であれば色々な場所で購入することができますので、何か買い物のついでのときに探してみるといいでしょう。
公式通販サイトでも購入することができるのか調べてみたところ、公式通販は行っていないとのことです。そのため、市販で購入するか公式以外の通販サイトで購入するのどちらかになります。
ミルクとまぜておいしい青汁を実際に飲んでみた感想
今回購入したミルクとまぜておいしい青汁は14袋入りで小分けになって入っているので、1回1回量らなくても、簡単に作ることができます。
また、ハサミを使わなくても手で簡単に開けることができるので準備がとても楽です。簡単に作れるので作り置きしておきたい方もいると思いますが、保存料が入っていないのでやめておきましょう。
パッケージはカルシウム補給できることをメインに表記されています。大きく「1杯でカルシウム227mg」と書かれています。
きちんと読めば分かることですが、スーパーなどで購入するとき勘違いで購入してしまうかもしれません。そのため、分かりやすく書いておいてほしいところです。
ニオイ・味
牛乳と混ぜてニオイを嗅いでみると、大麦若葉と牛乳の良い香りがしました。大麦若葉を例えると少し熟してない青いバナナのようなニオイです。
青汁ということで、ある程度苦味があるかと覚悟していたのですが、牛乳に少し抹茶のような要素が加わっただけで、美味しく飲むことができました。
使用しているのは青汁の中でも味やニオイのクセが少ない、大麦若葉なので子供でも飲みやすくなっています。
飲みやすさ(総評)
青汁ということで、苦味があって飲みづらいのかと思いましたが、そのようなことはなく、美味しく飲むことができました。
粉末タイプはどうしても量を量るなどで作るのに手間を取るのですが、ミルクとまぜておいしい青汁は溶けやすく、量る必要がないので簡単に作ることができます。
販売会社「ヤクルトヘルスフーズ株式会社」とは?
ミルクとまぜておいしい青汁を販売しているのはヤクルト本社の完全子会社である「ヤクルトヘルスフーズ株式会社」です。
ヤクルトヘルスフーズは元々、キリングループとヤクルトグループが共同出資して設立されたのですが、2009年に完全な子会社となります。
お取扱商品はミルクとまぜておいしい青汁以外にも、サプリメント系や美容系などの商品も販売されています。
大企業であるヤクルトの子会社ということで、ある程度安全性は高いと思われますが、残念なことに会社情報が少ないように思えました。
サプリ専門家が『ミルクとまぜておいしい青汁』を徹底検証
- 飲みやすさ
- 安全性
- 口コミ
- 価格
ミルクとまぜておいしい青汁は身長サプリとして飲ませるのは適しているのか、上記4つの基準を使って判断したいと思います。
『原材料・栄養成分・添加物』の安全性
大麦若葉エキス末(大麦若葉、デキストリン)、果糖、未焼成カルシウム、香料
ミルクとまぜておいしい青汁は保存料や着色料は一切使っておらず、シンプルな内容になっています。
原材料がシンプルだと、アレルギーを発症したときなどに特定しやすくなります。ちなみにミルクとまぜておいしい青汁は原材料の一部に乳成分が含まれているので注意して下さい。
大麦若葉
大麦若葉とは、通常1m程度にまで育つ大麦をまだ20~30cmほどの若い状態で摘んだもののことをいいます。青汁では大麦若葉がよく使われています。
大麦だと高コレステロール血症や胃がんなどに恐らく有効だと考えられていますが、青汁の原料として用いられる大麦若葉は、ヒトでの有効性・安全性については信頼できるデータがありません。(※1)
データがないとはいえ、大麦が恐らく有効だと考えられているので「大麦若葉の効果はない」とは言い切れません。
また、どちらにせよ大麦若葉は危険なものではありませんし、食物繊維も含んでいるので摂っておいて損はありません。
デキストリン
デキストリンとはデンプンを化学的、もしくは酵素的な方法で摂ることのできる食物繊維です。使い方は様々で、粉末を水に溶けやすくするなどの働きがあります。
安全性では大人や子供に対する安全性のデータは出ていません。ただ、デンプンという自然の成分と危険というデータも出ていないことから安全性に問題はないと思います。
未焼成カルシウム
未焼成カルシウムは栄養強化剤や製造用剤として使われます。危険性はほとんどありませんが、種類を書いておいてほしかったところです。
未焼成カルシウムには貝殻や卵殻などの種類がありますが、その種類が書かれていません。
卵殻未焼成カルシウムだと卵のアレルギー表示をしないといけないので恐らく違うと思いますが、何が使われているかはっきりと書いておいてほしいですね。
成長に必要な栄養成分を徹底調査
商品の配合量 | 厚生省の推奨摂取量 | 平均摂取量 | 耐容上限量 | 評価 | |
---|---|---|---|---|---|
カルシウム(mg) | 114 | 1000(男) | 678(男) | なし | △ |
800(女) | 610(女) | ||||
タンパク質(mg) | 0.2~0.5 | 65(男) | 75.4(男) | なし | 〇 |
55(女) | 64.8(女) | ||||
亜鉛(mg) | 0 | 10(男) | 9.2(男) | なし | × |
8(女) | 7.9(女) | ||||
マグネシウム(mg) | 4~11 | 360(男) | 232(男) | なし | △ |
310(女) | 209(女) | ||||
ビタミンD(μg) | 0 | 5.5(男) | 7.1(男) | 80 | × |
5.5(女) | 5.9(女) | ||||
鉄(mg) | 0 | 11.5(男) | 6.9(男) | 50 | × |
10.0(女) | 6.1(女) |
ミルクとまぜておいしい青汁は成長に必要な栄養素5個の内、3個も摂ることはできますが、どれも量が少なくなっています。
牛乳と混ぜたとしてもカルシウムは「227mg」と厚生労働省の推奨基準を満たすことができていません。
カルシウムと一緒に摂ることで骨の健康に影響を与えるマグネシウムも、配合されていることは評価できますが、量が足りません。
牛乳と合わせたとしても、牛乳100g当たりに含まれているマグネシウムの量は「10mg」(※2)となっているので、こちらも推奨基準を満たすことができていません。
唯一、推奨基準を満たすことができているのは「タンパク質」ですが、そもそも食事で満たすことができているので、あまり意味はありません。
販売会社が取り組む安全性【危険性対策】
製造している工場は安全なのか確認することも大切です。工場とは消費者には見えない部分なので、そこをどれだけ公開しているかで企業の姿勢がわかります。
工場を確認するときに見てほしいのが「GMP」です。GMPとは品質と安全性が常に一定に保たれているという証で、厚生労働省も健康食品の工場はGMP認定を推奨しています。
ミルクとまぜておいしい青汁を製造している工場を確認してみると「GMP認定」されていました。
また、それだけではなく、国際規格の品質マネジメントシステム「ISO9001」と食品安全マネジメントシステム「FSSC22000」も認証されていました。
多くの工場は認定・認証されていても、1つか2つ程度なんですがヤクルトの工場は3つも認定・認証されているのは安全性が高いと判断できます。
ミルクとまぜておいしい青汁の口コミ&評判
ミルクとまぜておいしい青汁の価格チェック
通常購入 | 567円(税込・市販) |
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定期購入 | なし |
送料 | なし |
定期購入の回数縛りの有無 | なし |
返金保証の有無 | なし |
お試しの有無 | なし |
ミルクとまぜておいしい青汁を販売しているヤクルトヘルスフーズ株式会社は通販を行っていないので、市販の価格を載せています。
内容量が5g×14袋で1日の目安量が1袋となっているので、上記は2週間分の価格となります。1日あたりの価格にすると「約40円」ほどになります。
Amazonや楽天・市販でも購入できる?
ヤクルトヘルスフーズ株式会社は通販を行っていないので、他のネット通販では購入することができるのか調べてみました。
- Amazon:615円
- 楽天:615円
- 市販:567円
大手通販サイトのAmazon、楽天どちらも出品されていました。Amazonにはありませんが、楽天にはまとめ買いセットなども出品されています。
【おすすめ】最安値でお得に購入する方法
ミルクとまぜておいしい青汁の最安値は市販の「567円」でした。通販でどうしても購入するのであれば、Amazonのほうがお得でした。
関東への配送料になりますがAmazonは「290円」で、楽天は「507円」でした。お住まいの地域によって送料は違うので、比較してから購入してください。
まとめ
ミルクとまぜておいしい青汁は身長サプリとして適しているのかどうか、評価してみたところ、栄養成分の種類は良かったのですが、成分量が足りていませんでした。
カルシウムやマグネシウム、タンパク質と子供の成長に必要な栄養素が入っていましたが、厚生労働省の推奨基準を満たすことはできていませんでした。
公式では牛乳と合わせて飲むことを推奨していたので、牛乳の栄養成分も足して計算してみましたが、カルシウムとマグネシウムどちらも足りませんでした。鉄や食物繊維など栄養成分の種類は豊富なだけにもったいなく感じます。
栄養が偏っているお子さんはあまりおすすめできませんが、普段から栄養バランスを考えているお子さんの後一押しには良いと思います。
普段の食事で栄養バランスを考えて作っているけど、足りているのか不安だと思う方には過剰摂取の心配もないミルクとまぜておいしい青汁がおすすめです。
青汁というと苦味や青臭さなどのイメージがあって飲んでくれるか不安だと思います。ミルクとまぜておいしい青汁にはそのようなクセはほとんどなく、子供も飲みやすい青汁となっています。
ミルクとまぜておいしい青汁は栄養成分の種類は良いのでパンケーキなどに混ぜて摂って、カルシウムなどの足りない部分は他の身長サプリで補うというのも良いかもしれませんね。