子供の成長豆知識

【幼児】1歳の平均身長と体重を解説!1歳半の定期健診を忘れないで!

家族の集合写真

1歳頃になると身長は生まれたときの1.5倍、体重は3倍にまで大きくなっています。今まで腕の中にいた赤ちゃんも気づけば、一人で歩き出す時期です。

さらに2歳に近づけば近づくほど喋る言葉が増えたり、足が大きくなったりするなど、まだまだ大きくなっていきます。

ただ、成長が早い分、きちんと健康的に育っているのか心配な方もいるでしょう。そこで今回は1歳~2歳の平均身長や体重、気をつけるべきことについて解説していきます。

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1歳~2歳の平均身長はどれくらい?

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厚生労働省の「平成22年乳幼児身体発育調査報告書(概要)」を参考に1歳~2歳の平均身長はどれくらいか確認をしてみましょう。

お子さんの身長は平均よりも高いのか低いのか比べながら確認してください。

男子 女子
1歳~1歳6ヶ月 79.7cm 78.2cm
1歳6ヶ月~2歳 85.1cm 83.8cm

お子さんの平均身長と比べてみていかがでしょうか。もし、低いのであれば栄養不足か、成長障害の可能性があります。

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少し平均よりも低い程度であれば、たまたまその歳が低かっただけで次に測ったときに平均に追いついていることもあります。

どのくらい低いと危険なのか気になる方もいるでしょう。そこで利用して欲しいのが日本小児内分泌学会が公開している成長曲線です。

成長評価用チャート・体格指数計算ファイル ダウンロードサイト」こちらのリンク先から成長曲線をダウンロードすることができます。

成長曲線を使うことで子供が健康的に育っているかどうかがわかります。具体的にどのようなことがわかるのか解説していきます。

成長曲線とは?

成長曲線とは子供の身長と体重が平均よりも高いのか、低いのかがわかるようになるグラフです。

身長と体重が平均よりも低い場合は以下の病気の可能性が疑われます。(参照:日本小児内分泌学会「低身長」)

  • 成長ホルモンや甲状腺ホルモンの病気
  • 染色体の病気
  • 子宮内発育不全
  • 骨や軟骨の病気
  • 心臓や腎臓などの臓器の異常

1歳~2歳の平均体重はどれくらい?

虫眼鏡にクエスチョンマーク

平均身長と同様に1歳~2歳の平均体重も確認してみましょう。

男子 女子
1歳~1歳6ヶ月 10.22kg 9.61kg
1歳6ヶ月~2歳 11.37kg 10.73kg

体重よりも身長のことに対して気にしてしまいがちですが、体重も子供の発育にとって大事な指標の一つです。

体重が軽いと心配するが、太っていることに対してはそこまで心配ではないという方は多いでしょう。どちらかというと太っているほうが痩せているよりも栄養をたくさん摂って、健康なイメージがありますよね。

しかし、太っていることにも注意はしないといけません。子供の身長に対して体重が多いと肥満になります。

肥満は健康面で一切メリットはなく、糖尿病や高血圧になる可能性があります。また、成長期に肥満になると成長期を早く終えてしまいます。また、大人になったときにまた肥満になる可能性が高くなります。

肥満も痩せもどちらもならない平均になるように気をつけてください。

1歳半健診を受けよう!

子供が正しく成長しているか心配な方もいるでしょう。そこで利用して欲しいのが「1歳半健診」です。1歳半健診とは子供が健康的に成長しているか確認をするためのものです。

母子健康法として定められ、1歳半を超えると一度健診に行かないといけません。母子健康法には以下のように書かれています

第十二条 市町村は、次に掲げる者に対し、厚生労働省令の定めるところにより、健康診査を行わなければならない。
一 満一歳六か月を超え満二歳に達しない幼児

二 満三歳を超え満四歳に達しない幼児

このように法にも定められているので、1歳半を超えたら健診を受けにいくようにしましょう。子供の成長を確かめて、普段の気になることもまとめておいて相談するといいでしょう。

1歳~2歳の食事内容とは?

食事をする男の子

食事内容は今まで離乳食と母乳でしたが、1歳~2歳になると「離乳食」を朝昼晩の3回になります。

1日3回の食事を規則正しい時間に食べることで、お腹が空く時間などの生活リズムが形成されていきます。

子供によっては3回の食事では足りないこともあるでしょう。その場合は間食に牛乳またはミルクと果物などを食べさせてあげるといいでしょう。食べ過ぎて晩御飯が食べられなくなるのには気をつけましょう。

1歳~2歳頃はまだ奥歯などが生えていない子がほとんどですので、奥歯が生え揃うまでは食べ物の固さや大きさに配慮しましょう。

歯が生えてきたらしっかりと噛む習慣をつけることが大切です。たくさん噛むことで肥満を防ぐことができますし、唾がたくさん出て虫歯予防にもなります。

また、それ以外にもあごの発達を促したり、脳の働きを良くするなど成長面でも大きな意味を持ちます。

0歳~2歳はアレルギーに要注意!

びっくりマークと医者

0歳~2歳の乳児期はアレルギーマーチの始まりの時期といわれ、主に「食物アレルギー」と「アトピー性皮膚炎」のアレルギー疾患があらわれます。

※乳児期は本来1歳未満の赤ちゃんのことを指すのですが、アレルギー疾患の特性上、ここでは2歳までを乳児期としています。

とくに離乳食を本格的に食べ始める1歳~2歳はアレルギーの発症率がもっとも高いため注意しなければいけません。

アレルギーを発症すると下痢や嘔吐などの消化管症状、湿疹やじんましんなどの皮膚症状があらわれます。

乳児期は体が成長しきっていないため、できない検査もあります。そのため、症状が出てもアレルギーが原因なのか、別の病気が原因なのか特定することが難しく、症状を観察することが大切です。

少しでも早く気づけるように「食物アレルギーの発症チェックリスト」と「アトピー性皮膚炎の発症チェックリスト」をそれぞれ紹介します。

(参照:環境再生保全機構「特集子どもの成長とアレルギー『アレルギーマーチ』から学ぶアレルギー疾患の予防と管理」)

食物アレルギーの発症チェックリスト

ご飯を食べたときに湿疹や唇の腫れなどの皮膚症状や消化管症状などが出てしまった場合は、以下のチェックリストを使って記録しておきましょう。

  • 何を食べたか。料理や材料など
  • どれくらいの量を食べたか
  • 食べてからどれくらいの時間で発症したか
  • 現れた症状はどれくらい続いたか。時間
  • 現れた症状の特徴
  • 同じものを食べて同じ症状がもう一度現れる可能性はあるか

食物アレルギーは基本的に皮膚症状が多いのですが、消化管症状と一緒に現れたりすることもあります。一緒に現れることを「アナフィラキシー」といいます。

アナフィラキシーとはアレルギーの原因、アレルゲンを摂取、接触してから早ければ数分、遅くても数十分以内に全身にアレルギー症状が複数現れた状態をいいます。

さらに悪化すると「アナフィラキシーショック」という命に関わる危険な状態になります。たった、数分から数十分という早さなので、複数の症状があればすぐに医師に診てもらいましょう。

アトピー性皮膚炎の発症チェックリスト

アトピー性皮膚炎の発症チェックリストは以下になります。

  • 皮膚が全体的に乾燥している(乾燥肌)
  • かゆみもある湿疹が長期間続く(半年以上)
  • 左右対称に湿疹が現れることが多い

湿疹が出る場所は子供の年齢によって変わってきます。乳児だと主に顔に湿疹ができます。悪化すると体や手足にも広がってきます。

1歳~2歳の幼児の湿疹は首や肘の内と外側、ひざと裏側、手首など関節に現れやすくなっています。お子さんが関節部分をかゆそうにしていたら確認してあげてください。

1歳~2歳はどれくらい睡眠時間が必要?

寝ている女の子

まずは1歳~2歳はどれくらい睡眠時間が必要なのか、米国睡眠医学会の「Make Time 2 Sleep」によると1歳~2歳の子供は「11時間~14時間(昼寝を含む)」となっています。

子供の成長にとって睡眠というのはとても大切なものです。しかし、最近夜更かしをする子供がどんどん増えてきています。

夜更かしをすると成長ホルモンの分泌量の減少や食欲の低下などに繋がります。その結果、子供の成長に悪影響を及ぼしてしまいます。

そのため1日最低でも11時間は寝られるようにしてあげましょう。理想はお子さんがスッキリと目覚められる時間まで寝ることです。

寝るときは部屋のテレビや電気を消して静かな環境にしてあげましょう。また寝る一時間前ほどに温かいお風呂に入れてあげると眠りにつきやすくなりますよ。

1歳~2歳はどんな時期?

笑顔の子供

1歳~2歳になると心も体も大きく発達していきます。どのように発達していくのかそれぞれ解説していきます。

心と言葉の発達

1歳以降になると、そのものの真似やイメージをすることができるようになってきます。たとえば犬の鳴き声「ワンワン」だったり、猫の鳴き声「ニャーニャー」などを真似したりします。

感情表現も豊かになり、はにかんだり、照れたり、拗ねるなどの表現をすることができるようになってきます。

1歳頃は発音が難しい時期なので言葉を間違えることもあります。そんな時は正しい発音を教えてあげるか、言いづらそうなら無理に直さなくても大丈夫です。

子供の成長速度は様々です。早くから言葉を喋る子もいれば、言葉がスムーズに出てこない子もいます。それでも無理に喋らせる必要はありません。ゆっくりと待ってあげましょう。

2歳になるにつれて、どんどん使う言葉も増えてきます。親との会話で言葉を覚えていくので、子供と会話をするときはゆっくり喋って聞いてあげましょう。

親との会話のときに「これ、なに?」「どうして?」といった質問をくり返したり、紙を破いたり、物を入れたり、出したりするなどたくさんのことに興味をもって行動します。

体の発達・靴のサイズに要注意!

1歳から2歳頃までには物などを使わなくても歩けるようになります。体を動かすことが大好きで、机やイスの下をくぐったりして遊びます。

さらに2歳に近づくにつれて階段をあがったりすることができるようになります。階段をあがる最中に落ちてしまうこともあるので目を離さないようにしてください。

歩けるようになってくると外への散歩も始まります。ただ、散歩を始める前に靴選びをしないといけません。

靴選びはとても重要で間違った靴を選んでしまうと足がおかしくなったり、歩き方が変になってしまう可能性があります。

その間違った靴とは「サイズが合っていない靴」です。子供の成長は早いので、ついつい少し大きめの靴を買ってしまう方もいるでしょう。

すぐに靴を買い替えるのはもったいない気持ちになりますが、今後の成長のことを考えると足にピッタリの靴を選んであげる必要があります。

ちなみに1~2歳の子供におすすめの靴はどういうものか気になる方もいると思います。大手総合スポーツ用品メーカーのアシックスによると以下になります。

アシックスの引用文

上記のことを参考に靴選びをしてあげるといいでしょう。

ちなみにアシックスでは0.5cm刻みで靴が揃っているようなので、初めての靴選びで迷っているなら上記の画像のことを相談して選んでみると良いかもしれません。

まとめ

以上、1歳~2歳について解説しました。1歳~2歳は心も体も大きく成長する時期です。喋ってコミュニケーションが取れるようになったり、感情表現も豊かになります。

体もどんどん成長していく時期で、靴を次々に買い替えていかないといけないでしょう。

出費を抑えるためにも少し大きめの靴を買いがちですが、この時期は歩き出して間もないため、足のサイズが合っていないと歩き方がおかしくなってしまいます。そのため、足に合った靴を選んであげましょう。

1歳~2歳になると食事内容が離乳食3回となります。成長のためには離乳食の栄養バランスが大切になってきます。

もし、お子さんが健康的に育っているのか気になるのであれば成長曲線をつけてみてください。平均身長や平均体重と比べてどのように成長しているのか気づけますよ。

離乳食が3回になることで気をつけないといけないのが「アレルギー」です。1歳~2歳は特に発症率が高いため注意が必要です。

食事をしているときにお子さんの異変を感じたら、一度食べるのをやめましょう。何を食べたかなどをメモして病院で診てもらいましょう。

子供の成長のためには睡眠も大切です。親の夜更かしなどから睡眠時間が短い子供が増えてきています。必要な睡眠時間は満たせるように寝やすい環境を作ってあげてください。