子供の成長豆知識

【バレーボール】身長が高いと有利?低いと不利?平均身長を徹底調査

バレーボールを持った手

小学校から中学、高校のクラブ活動で人気があるのは、野球やサッカー、バスケットボールなどがありますがバレーボールも昔から人気のスポーツです。

スポーツを始めたからには、うまくなりたい、レギュラーになりたいといった欲が出てきます。しかし、バレーボールに関しては技術よりもまず身長が高くないとだめなのではと考えてしまいがちです。

バレーボールの大会を見ていても、背が高い選手はスパイクにしてもブロックにしても背が低い選手よりも断然有利なことがわかります。このスポーツほど身長の高低が影響することはないのです。

バレーボールは本当に身長が高い方が良いのでしょうか。

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バレーボールと身長の関係性

身長が高いと、バレーボールをするのに有利だと言われています。ネットを挟んでボールを打ち合いする競技ですが、攻撃する時や守る時にジャンプをしてボールを打つことがあります。

ネットの高さは決まっていて、ボールが通過する高さの下限は決まっていますが上限は決まりがありません。ですから、できるだけ高いところからボールを打ちおろした方が有利になります。

身長が低いと無理なのではと思いがちですが、女子バレーの場合はそれほど身長は関係ありません。日本代表選手でも、150cm台の人がいます。

リベロというレシーブを主にするポジションでは、とにかくボールを追いかけて拾いまくるのが仕事ですから、身長が低い方が有利とも言われています。

ただし、ウイングスパイカーやミドルブロッカーとなると身長が低いと難しいです。女子でも175cm以上であることが望ましいと言われています。現在小学生、中学生の人でスパイカーやブロッカーになりたいなら、この身長を目標にすると良いです。

男子バレーの場合は身長は必須と言われていて、リベロでも175cm以上、スパイカーなら190cm以上は欲しいところです。全日本男子が世界で低迷しているのは、身長の低さだとも言われており、身長が大いに関係するスポーツと言えるでしょう。

バレーボール日本代表男子&女子メンバーの身長

選手の整列

バレーボールの国際大会に出場する代表メンバーの身長ですが、男子は200cm超えの選手が6人、190m台が10人、180cm台が9人、170cm台が5人います。

世間一般ではかなり大きな人ばかりになりますが、バレーボールの世界では日本は身長が低いと言われています。

女子は180cm台が10人、170cm台が13人、160cm台が3人です。女子も一般女子よりもかなり大きいですが、160cm台の選手もおり、背が低いから代表になれないというわけではなさそうです。

各年代別の代表選手の身長差と平均身長(男性)

男性の各年代別の代表選手の身長差と平均身長を紹介しています。

「U19代表選手」一番身長が高い選手&低い選手の平均身長差

バレーボール男子のU19代表選手の平均身長は189cmで、一番身長が高い選手は204cmの佐藤駿一郎選手です。ポジションはミドルブロッカーなので、日本の壁の役割を果たす人です。世界と互角に戦うには、200cm超えでないと厳しくなってきています。

一方、一番身長が低い選手は175cmの市川健太選手です。ポジションはリベロなので攻撃には参加しません。攻撃につなげるためにとにかくボールを拾う(レシーブする)ポジションです。

U19代表選手のなかで一番身長が高い佐藤駿一郎選手と、一番身長の低い市川健太選手との身長差は29cmあります。リベロが導入されたのは1998年からですからそれ以前は代表選手の中でこれほどの身長差はありませんでした。

リベロは身長が低くても守備が得意な選手に活躍する場を与えるために導入されたものです。ですからスパイカーやブロッカーは無理だけれど、リベロで代表選手になろうと頑張る選手が増えて170cm台の選手も代表入りできています。

(参照:日本バレーボール協会「全日本メンバーU-19」)

「U21代表選手」一番身長が高い選手&低い選手の平均身長差

U21の代表選手の中で一番身長が高い選手は、U19でも選出されていた佐藤駿一郎選手で204cmです。一番身長が低い選手は河野亜蘭選手の180cmです。佐藤選手はミドルブロッカー、河野選手はリベロです。

U21の代表選手の中の身長差は24cmと、U19の身長差29cmと比べると差は小さいですが、それでも20cm以上あります。日本の選手も大型化しているのですが、それでもまだ世界と比べると身長は低い方になるようです。

U21の代表選手の平均身長は189cmと、U19の代表選手と同じです。リベロは背が低いというイメージがありますが、U21のリベロは180cmですからリベロ=身長が低いというわけではありません。また、身長が高いからリベロに向かないというわけでもないのです。

身長が高くてもリベロとして活躍している人もいますし、選手は皆自分のポジションに誇りを持っています。背が低いからリベロ、高いからスパイカーというような、身長だけで決めることはしないのです。

(参照:日本バレーボール協会「全日本メンバーU-21」)

「U23代表選手」一番身長が高い選手&低い選手の平均身長差

U23の代表選手は、23歳以下なので大学生が中心のチームとなっています。この中で一番身長が高いのは、201cmの鈴木祐貴選手、一番身長が低いのは168cmの正近幸樹選手です。鈴木選手はウイングスパイカー、正近選手はリベロです。

このチームの平均身長は187cmです。昔の選手から比べると、平均身長もかなり大きくなってきているのですが、世界大会で勝つためにはもう少し身長が高い方が有利と考えられています。

外国選手は平均身長でも190cm以上ありますし、200cmを超える国もあります。平均身長が200cmとなると、日本とは13cmの差があるのでその分日本が不利となるでしょう。

スパイクを打つ時も目の前に壁がそびえ立っているような状態になるので、相手ブロックのタイミングをずらすような攻撃を考えないといけないようです。

(参照:日本バレーボール協会「全日本メンバーU-23」)

「日本代表選手(龍神NIPPON)」一番身長が高い選手&低い選手の平均身長差

オリンピックを目指している日本代表選手団(龍神NIPPON)で、一番身長が高い選手は204cmの佐藤駿一郎選手、一番身長が低い選手は170cmの古賀太一郎選手と井上航選手です。

佐藤選手はU19、U21の代表でもあります。ポジションはミドルブロッカーで、古賀選手と井上選手はリベロです。

龍神NIPPONの平均身長は188cmとなっており、外国の強豪チームは200cmに近いか超えてきているので、それから比べると日本代表は小さいです。

小さいといっても、一般男子の平均身長と比べるとかなり大きいのですが、バレーボール選手としてみるともう少し高さが欲しいなというところでしょう。

今から身長を伸ばすというのは難しいので、身長が低いなりの戦い方を考えなければなりません。速攻やバックアタックなどをうまく使い、相手を翻弄させてポイントを取るようにし、またジャンプサーブにも磨きをかけてサービスエースを狙いたいものです。

(参照:日本バレーボール協会「全日本男子メンバー」)

各年代別の代表選手の身長差と平均身長(女性)

女性の各年代別の代表選手の身長差と平均身長を紹介しています。

「U18代表選手(ユース)」一番身長が高い選手&低い選手の平均身長差

バレーボール女子U18代表選手の中で、一番身長が高い選手は荒木彩花選手で184cm、一番身長が低い選手は中川つかさ選手で159cmです。荒木選手はミドルブロッカー、中川選手はセッターです。二人の身長差は25cmもあります。

U18の選手は全員高校生で、まだ身長が伸びる可能性があります。一番高い荒木選手はまだ高校1年生なので楽しみです。また、一番低い中川選手も高校2年生なのでもしかしたら身長が伸びる可能性はあるでしょう。

チームの平均身長は173cmあるので、それほど低いことはありません。ですから世界大会でも外国チームと互角に戦えるでしょう。

ユースで180cm超えの選手にブロックで飛ばれたら、相手側は壁に向かって打つしかなくなりそうです。184cmの荒木選手に奮闘してもらえば、日本は確実にブロックでポイントが取れるようになるでしょう。

(参照:日本バレーボール協会「全日本メンバーU-18」)

「U20代表選手(ジュニア)」一番身長が高い選手&低い選手の平均身長差

女子バレーボールのU20代表選手の中で一番身長が高いのは182cmの中川美柚選手、一番身長が低いのが162cmの岩澤実育選手です。二人の身長差は20cm、チームの平均身長は173cmです。

中川選手はウイングスパイカー、岩澤選手はリベロとしての活躍が期待されています。女子で180cm超えのスパイカーだと最高到達点も高いので、強烈なスパイクが打てるでしょう。

一般女子の中では162cmあると背が高い方になるのですが、日本代表となるとスパイカーでは少し厳しいかもしれませんので、160cm台やそれ以下の身長の人だとリベロを目指す傾向があります。リベロは唯一身長が低くても活躍できるポジションだからです。

もちろん、身長が高くてもリベロはできますが、体が小さめだと小回りが利くのでどんな球でも拾いまくるイメージが強いです。

実際に、今までの日本代表女子のリベロは、それほど身長が高い人はいませんでした。身長が伸び悩んでいる人は、リベロを目指すのも良いかもしれません。

(参照:日本バレーボール協会「全日本メンバーU-20」)

「U23代表選手」一番身長が高い選手&低い選手の平均身長差

バレーボール女子U23の代表選手の中で一番身長が高い選手は179cmの加藤光選手で、一番低い選手は166cmの花井萌里選手です。加藤選手はウイングスパイカー、花井選手はリベロです。

このチームの平均身長は174cmとなっており、飛びぬけて身長が高い選手はいませんが、全体的に同じくらいの身長の選手が集まっています。一番高い選手と低い選手の身長差は13cmですから、差は小さいほうです。

U23では、ブロッカーもスパイカーも170m台なので世界で戦う時は少し不利かもしれません。ブロックもその上をスパイクが通過していくことが多いので、相手が打ってくるコースを瞬時に見極めてブロックに飛べるかが相手のスパイクを止める鍵になります。

攻撃する時も、相手ブロックをいかにかわすか、タイミングをうまくずらせるかが鍵になるでしょう。ブロック正面に叩き込んでも、相手は壁のようですから間違いなく弾き返されます。外国チームと比べて身長が低い分、様々な工夫が必要になります。

(参照:日本バレーボール協会「全日本メンバーU-23」)

「火の鳥NIPPON」一番身長が高い選手&低い選手の平均身長差

オリンピック出場を目指すバレーボール女子日本代表「火の鳥NIPPON」で、身長が一番高い選手はミドルブロッカーの松本亜弥華選手で、188cmです。一番低い選手はリベロの井上琴絵選手で、162cmです。二人の身長差は26cmあります。

火の鳥NIPPONの平均身長は176mで、それほど低いというわけではありませんが、やはり外国のチームだと平均身長が180cmを超えていますので、そういったチームと対戦する時は注意しなければなりません。身長が高いブロッカーがいればそのブロッカーが飛びにくいような攻撃をするなど、攻め方に工夫をした方が良いでしょう。

以前と比べると日本人選手の身長は高くなってきていますので、オリンピックでのメダル獲得が期待されます。速攻や移動攻撃などは日本人選手が得意としているものですし、最近の日本代表女子はサーブもとても良いのでとても期待されています。

(参照:日本バレーボール協会「全日本女子チーム選手」)

日本代表として世界で活躍するバレー選手の身長

海外男子バレーの試合中

バレーボールというと昔は日本がとても強かったのですが、だんだん世界でバレーボール人口が増えてきて、高身長の選手が出てきたこともあり、世界大会でも日本が上位に食い込むことが減ってきました。

しかし日本男子選手の中にも200cm超えの選手が複数人入るようになったので、活躍が期待されます。女子選手についても昔に比べると平均身長は高くなっていますし、世界の高さに対応できるようになってきています。

日本男子代表で注目されている選手一覧

日本男子代表で注目されている選手をまとめました。気になる選手をチェックしてください。

「石川祐希選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 22歳
身長 191cm
体重 84kg
ポジション ウイングスパイカー
所属 未定

日本代表の石川祐希選手は、1995年12月生まれの22歳です。小学校4年生の時にバレーを始め、高校(星城高校)ではエースとして史上初となる二年連続高校三冠(春高、インターハイ、国体)を達成し、全国に名前が知られるようになりました。

そして中央大学進学後、史上最年少の18歳で全日本メンバーに選出されました。大学1年生の時にイタリアのセリエAのモデナへ短期留学をし、海外でプレーしました。3年生の時は冬から春にセリエAのラティーナに所属し、4年生では秋からラティーナに合流しました。

2018年の3月には大学を卒業しましたが、プロ選手として活動していきたいと発表しました。所属先はまだ決まっていませんが、できれば欧州でプレーがしたいと希望しています。

石川選手はウイングスパイカーなのでスパイクはもちろん、サーブもレシーブもブロックもすべてこなさなければなりません。これらすべての技術をイタリアでしっかり学べてきたようです。

ルックスも良い石川選手は女性ファンが多く、試合会場には多くのファンが詰めかけます。彼の豪快なスパイクやサーブが決まった時は大歓声が沸き起こります。身長191cm、体重84kgとバレー選手にしてはそれほど大きくはありませんが、ジャンプ力が誰よりもあるため強烈なスパイクが決まるのです。

「清水邦広選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 31歳
身長 193cm
体重 97kg
ポジション オポジット
所属 パナソニック・パンサーズ

清水邦弘選手は1986年8月生まれの31歳で、身長193cm、体重97kg、ポジションはオポジットです。オポジットとは、スーパーエースのことで、守備はせず、攻撃のみに専念する選手を言います。

オポジットはバックアタックの能力が重視されるため、ジャンプ力、スタミナがある選手が選ばれることが多いです。

清水選手は福井県出身で、福井工業大学付属福井高校から東海大学へ進学、20歳の大学在学中に全日本に選出されました。代表になってすぐに活躍の場があり、勝利に貢献しました。

大学卒業後はパナソニック・パンサーズに入団し、引き続き日本代表選手として活躍しています。Vプレミアリーグでもパナソニックの優勝に貢献し、スパイク賞や最高殊勲選手賞、ベスト6を獲得しています。

日本代表選手としてさらに活躍してもらいたいのですが、2018年2月の試合中に右膝の靭帯損傷という大けがをしてしまいました。全治12か月との診断で心配なのですが、今はしっかりとケガを治して、また元気に戻ってきてくれることを期待しています。

滞空時間の長いスパイクは見ていて爽快感があります。またあのスパイクが見たいとファンは楽しみにしていることでしょう。

「深津英臣選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 27歳
身長 180cm
体重 70kg
ポジション セッター
所属 パナソニック・パンサーズ

日本代表選手の深津英臣選手は、愛知県豊田市出身です。1990年6月生まれの27歳で、身長は180cm、体重70kg、ポジションはセッターです。現在はVリーグのパナソニック・パンサーズに所属しています。

3人兄弟の末っ子ですが、上の2人の兄もバレーボール選手です。(次男は引退)

中学校3年生の時に全日本選抜に選ばれ、星城高校では春高バレーで準優勝、国体、インターハイでは優勝をしました。東海大学に進学後、インカレで優勝し、個人ではサーブ賞、セッター賞を受賞しています。

2013年にパナソニック・パンサーズに入団、全日本にも選出されました。その後も活躍を続け、ベストセッター賞を何度か受賞する実力の持ち主です。

深津選手はアタッカー(スパイカー)を活かすトスを上げると言われ、チームの司令塔となっています。それぞれのアタッカーが求めているトスを上げると言われていて、チームのエースである石川祐希選手からも信頼を得ています。アタッカーだけでなくチームメイトからも慕われていて、キャプテンに選ばれています。

チームメイトからも絶大な信頼を得ており、正確なトスを上げられるのが深津英臣選手です。

「古賀太一郎選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 28歳
身長 170cm
体重 70kg
ポジション リベロ
所属 サヴィエルチェ

全日本メンバーである古賀太一郎選手は、1989年10月生まれの28歳、Vプレミアリーグの豊田合成トレフェルサに所属ですが、現在はポーランドプルスリーグのサヴィエルチェでプレーしています。身長は170cm、体重70kg、ポジションはリベロです。

長崎県の佐世保南高校から国際武道大学、そして2012年に豊田合成トレフェルサに入団します。2015年はフィンランドのコッコラ・ティーケリに留学移籍、2016年にはフランスのパリ・バレーでプレーしていました。

現在、ポーランドでプレーしていますが、ポーランドリーグには世界のトップ選手が集まっているためかなり刺激になると古賀選手は話しています。

昨年、リベロランキングで2位を獲得していますし、またオールスターゲームにも選ばれており、世界でも注目されるリベロとなってきています。

ポーランドリーグでもベストリベロの一人と称されている古賀選手ですが、現在は東京オリンピック出場を目標にしています。そのために現在外国で武者修行を行っていると言っても良いでしょう。この実力を日本代表でも発揮すれば、オリンピックでのメダル獲得も夢ではないでしょう。

「山内晶大選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 24歳
身長 204cm
体重 80kg
ポジション ミドルブロッカー
所属 パナソニック・パンサーズ

日本代表の山内晶大選手は、愛知県名古屋市出身で1993年11月生まれの24歳です。身長は204cm、ポジションはミドルブロッカーです。所属はVプレミアリーグのパナソニック・パンサーズです。

バレーボールを始めたのは高校に入ってからと遅かったのですが、どんどん実力をつけて2014年には全日本メンバーに選ばれ、ワールドリーグのドイツ戦で全日本デビューしました。この年、オリンピック強化選手に選ばれ、その後行われたアジア競技大会で銀メダルを獲得しています。

204cmの身長を活かしたブロックやクイックを得意としており、いつでも全力でプレーする姿にファンは魅了されています。

現在の課題は体重を増やすことで、目標体重は85kgだそうです。現在のところ、体重は80kgなので、あと5kgは増やさないといけません。食事などに気を配り、体重増加のために頑張っているところだそうです。

まだまだこれから伸びてくるであろう選手ですから、これからの山内選手に期待できそうです。東京オリンピックでは、ぜひともメダル獲得して欲しい、世界の壁になって欲しいとファンは期待し、応援しています。

「高橋健太郎選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 23歳
身長 201cm
体重 103kg
ポジション ミドルブロッカー
所属 東レ・アローズ

高橋健太郎選手は、身長201cm、体重103kgのミドルブロッカーです。1995年2月生まれの23歳で、筑波大学からVプレミアリーグの東レ・アローズに所属しています。2014年に全日本メンバーに選出され、東京オリンピック強化指定選手にも選ばれました。

高橋選手も、山内晶大選手と同じように高校からバレーボールを始め、実力をつけてきました。多くの選手が小学校や中学校から始めている中で、高校からバレーボールを始めて数年で全日本メンバーになるというのはすごいことです。

男子バレーでは、NEXT4(ネクストフォー)というユニットが結成されていて、次の世代の日本代表リーダーになってもらいたい、責任感を持ってもらいたいとその当時の監督が作りました。その4人の選手は石川祐希、山内晶大、柳田将洋、高橋健太郎で、高橋選手もメンバーに入っています。

この4人は実力はもちろんですが、人気もある選手なのでバレーボールの人気回復のためにこのようなユニットが結成されたと言われています。高橋選手には恵まれた体格を活かした活躍が期待されています。

海外の男子で注目されている選手一覧

次に海外の注目されている選手をまとめました。

「アントニン・ルジエ選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 31歳
身長 200cm
体重 102kg
ポジション ウイングスパイカー
所属 Arkas Spor

フランス代表のアントニン・ルジエは身長200cm、体重102kgの恵まれた体格をしています。ポジションはウイングスパイカーで、ベストスコアラー2位を獲得しています。

1986年8月生まれの31歳とベテランで、フランスチームを引っ張る存在です。現在の所属はArkas Sporとなっています。

フランス代表は2017年現在で世界ランキング第9位とかなり上位です。オリンピックには過去4回出場、世界選手権には15回出場で2002年に銅メダル獲得、ワールドカップは2回、欧州選手権には27回出場し、2015年には欧州選手権で優勝しています。

フランス代表の選手たちは、特にイケメン揃いと言われていて、その中でも特にアントニン・ルジエはイケメンだと女子のファンが多いです。顔だけでなく実力も伴っているので日本でも人気の選手です。

アントニン・ルジエ選手の最高到達点は、スパイクなら350cm、ブロックなら330cmとなっていて、身長の低い人からすれば信じられない高さと言えるでしょう。

アントニン・ルジエ選手は、ポーランド、イタリア、トルコ、ロシアでプレーしてきました。いろんな国のバレーボールを学び、実力をつけています。

「ギャビン・シュミット選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 32歳
身長 208cm
体重 106kg
ポジション オポジット
所属 東レ・アローズ

カナダ代表のギャビン・シュミットは1986年1月生まれの32歳、身長208cm、体重106kgと恵まれた体格をしています。ポジションはオポジット(スーパーエース)です。

フランスのリーグなどでバレーを経験した後、韓国のVリーグチーム、三星火災ブルーファングスに移籍してVリーグ連覇を達成しました。そこでMVPなど多くの賞を獲得します。

2012年にはロシア、2013年にはトルコへ移籍しました。2017年には日本の東レ・アローズへ加入しています。

カナダ代表に選出されたのは2007年です。その後ワールドリーグや北中米選手権などに出場し、2013年の北中米選手権では銀メダル獲得、翌2014年の世界選手権では7位となりました。

ギャビン・シュミット選手の最高到達点は、スパイク372cm、ブロック340cmで、370cmを超える高さからのスパイクとサーブが武器となっています。

イケメン選手として有名で、日本でもギャビン・シュミット選手のファンはいます。日本チームを全力で応援するけれど、ギャビン・シュミット選手がいるチームも応援したいと思っている女性ファンは多いようです。

「ジャック・ボージョー選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 26歳
身長 178cm
体重 70kg
ポジション リベロ
所属 University of Regina

ジャック・ボージョーは、1991年6月生まれの26歳、男子バレーボールのオーストラリア代表選手です。身長は178cm、体重70kgと、外国人選手にしては小柄な選手です。チーム内でも一番身長が低く、そのためかポジションはリベロで守備に徹しています。

オーストラリアチームは、昨年の段階で世界ランキングが16位となっていて、2016年のオリンピックには出場できませんでした。2012年には出場していますが、9位となっています。

世界選手権、ワールドカップでも上位に食い込むことはできませんでしたが、アジア選手権では優勝や準優勝などの成績を残しています。

オーストラリアでは、テニスやサッカー、ラグビーが人気のスポーツであり、バレーボールはそれほど人気がありません。そこで人気を上げるためにイケメン選手がいると紹介されているようです。

どこの国でもイケメンは人気があるものです。オーストラリアもジャック・ボージョーを売り出し、多くのファンを獲得しようと考えています。大きな選手に囲まれた中で懸命にボールを拾いまくる姿に、多くのファンが感動することでしょう。

「レオネル・マーシャル選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 38歳
身長 196cm
体重 96kg
ポジション ウイングスパイカー
所属 現役引退

男子バレーボールのレオネル・マーシャル選手は、1979年9月生まれの38歳、身長196cm、体重96kg、ウイングスパイカーでした。キューバ代表選手でしたが亡命し、イタリアにおいてプロリーグで活躍し、現在は現役を引退しています。

キューバの選手はどの選手もジャンプ力がすごいのですが、レオネル・マーシャルもそうでした。最高到達点世界最高記録保持者だったのです。レオネル・マーシャルは、最高到達点が383cmという驚異のジャンプ力です。

日本の代表選手の平均で340cmくらいと言われているので、レオネル・マーシャルはかなりの跳躍力があったのかと考えられます。もっとすごいのが、垂直跳びです。

レオネル・マーシャルの垂直跳びは、127cmあったと言われ、バスケットボールの伝説の選手と言われているマイケル・ジョーダンが122cmでしたから、マイケル・ジョーダンよりも高く跳んでいたのです。

ウイングスパイカーとして大活躍していましたが、年齢のことなどもあってか、引退をしました。驚異的な跳躍力を見せつけた選手だったと言えます。

「ロベルトランディー・シモン選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 30歳
身長 206cm
体重 91kg
ポジション ミドルブロッカー
所属 OK貯蓄銀行ラッシュ&キャッシュ

キューバ代表の選手は、全員ジャンプ力が優れているというイメージがありますが、その中に飛びぬけてジャンプ力がある選手がいます。それがロベルトランディー・シモン選手です。

ロベルトランディー・シモン選手は身長206cm、体重91kg、1987年6月生まれの30歳です。

ロベルトランディー・シモン選手の最高到達点は記録上では384cmとなっていますが、実は389cmまで届いたことがあるとも言われており、まさに「鳥人」のような選手です。

ポジションはミドルブロッカーですが、スパイク、ブロックはもちろんのこと、サーブも強烈なものを持っており、外の国の選手から恐れられています。

ただ力で打ち負かすばかりではなく、緩急をつけた攻撃も得意としており、強打と見せかけて前へ緩いボールを落とす技術も優れています。キューバ代表の中でもハイレベルな技術の持ち主と言えるでしょう。

2014年からは韓国のVリーグOK貯蓄銀行ラッシュ&キャッシュでプレーしており、このシーズンにはリーグ初優勝に貢献しました。翌年の日韓Vリーグトップマッチの初優勝にも貢献し、MVPを獲得しています。

「レアンドロ・ヴィソット選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 34歳
身長 212cm
体重 97kg
ポジション オポジット
所属 JTサンダース

男子バレーボールの強豪国と言われているブラジル代表に、レアンドロ・ヴィソットという選手がいます。この選手は、バレー界で一番身長が高い選手と言われており、身長は212cm、体重が97kg、1983年4月生まれの34歳です。身長が高いので最高到達点ももちろん高く、370cmあります。ポジションはオポジットとして活躍しています。

2000年の17歳の時にプロ契約を結び、サンパウロ州のクラブやミナスジェライス州のクラブでプレーをしました。2006年にはイタリア・セリエAのマッジョーラ・ラティーナに移り、その後はいくつかのイタリアのチームでプレーをし、2009年にはMVPを獲得しています。

2008年からブラジルA代表に選出され、ワールドリーグや世界選手権、グラチャン優勝に貢献しています。2012年にはロシアのトップリーグでプレーし、そしてブラジルや韓国でもプレーしましたが、2014年には日本のVプレミアリーグのJTサンダースに移籍してきました。

日本での活躍は、開幕から5試合全部レギュラーで出場し、総得点数103点(4位)、アタック決定率41.1%(19位)、バックアタック決定率46.4%(4位)という素晴らしい成績をおさめています

日本女子で注目されている選手一覧

日本女子代表選手で注目されている選手をまとめました。

「木村沙織選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 31歳
身長 185cm
体重 68kg
ポジション ウイングスパイカー
所属 現役引退

長きにわたり全日本女子メンバーとして活躍していたのが木村沙織選手です。選手時代の身長は185cm、体重は68kg、ポジションはウイングスパイカーです。小学校2年生からバレーを始め、2017年に引退するまでほとんどバレー漬けの毎日だったという彼女はどんなバレー人生を歩んできたのでしょう。

中学、高校はバレーの名門である成徳学園で活躍しました。高校2年生からライトで主力選手となり、春高バレーでは優勝して成徳学園2連覇に貢献しました。この年のインターハイが終わった時に全日本から招集され、活躍が始まります。

高校卒業後は東レアローズへ入社しプレミアリーグ優勝に貢献します。新人賞をはじめ、様々な賞を受賞しています。腰痛や捻挫などのケガもありましたが克服し、見事に復活を遂げています。

2012年のロンドンオリンピックでは、中心選手として全試合に出場し、3位決定戦で韓国に勝利して銅メダルを獲得しています。

その後はトルコへ移籍し、様々な経験を積んだ後、2013年からは全日本メンバーのキャプテンに就任しました。2016年のリオオリンピックへの出場を決め、自身も4大会連続出場となりました。輝かしい実績を残した木村選手は、これからも目標とされる人となるでしょう。

「宮下遥選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 23歳
身長 177cm
体重 61kg
ポジション セッター
所属 岡山シーガルズ

全日本代表の宮下遥選手は、1994年9月生まれの23歳で、身長177cm、体重61kg、ポジションはセッターです。小学校1年生の時にバレーを始め、中学校の時にアタッカーからセッターにポジションを変えました。

2009年の時にVプレミアリーグの岡山シーガルズに選手として登録され、黒鷲旗に出場しました。この時は14歳で、史上最年少の出場となったのです。そして2010年、15歳の時に全日本メンバーに選ばれました。

2011年、2012年にはVプレミアリーグでスタメンとして活躍し、前シーズンから躍進して4位になりました。2013年に高校卒業後はプレミアリーグで初の2位獲得に大きく貢献し、敢闘賞やベスト6を受賞しています。2014年には、東京オリンピックの強化指定選手に選ばれました。

宮下選手は、試合中に前歯を折るケガをしても出場を続けたガッツのある選手です。全日本級のセッターだと中学時代から言われていたので、東京オリンピックでの活躍が大いに期待できるでしょう。

「長岡望悠選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 26歳
身長 179cm
体重 64kg
ポジション ウイングスパイカー
所属 久光製薬スプリングス

全日本代表の長岡望悠選手は、1991年7月生まれの26歳で、身長179cm、64kg、ポジションはウイングスパイカーです。小学校2年生からバレーを始め、高校はバレーの名門東九州龍谷高校で春高バレーにインターハイ、そして国体優勝の3冠に貢献しました。また、ユース代表やジュニア代表として活躍し、ベストスパイカーを受賞しています。

2010年にはVプレミアリーグの久光製薬スプリングスの内定選手となり、アジアカップの全日本B代表として出場しました。そして2012年に全日本メンバーに選出されます。2012年、2013年のVプレミアリーグでは6年ぶりの優勝に貢献し、ベスト6、MVPに輝きました。

2014年のワールドグランプリでは銀メダル獲得に貢献し、自身もベストウイングスパイカー賞を受賞しています。2015年のワールドカップではサーブランキング2位となり、スパイクだけでなくサーブでもポイントを取れる選手です。

2017年の試合中にケガをしましたが、今年は復帰し、全日本で活躍が期待されています。

「鍋谷友理枝選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 24歳
身長 176cm
体重 55kg
ポジション ウイングスパイカー
所属 デンソー・エアリービーズ

全日本代表のウイングスパイカー、鍋谷友理枝選手は、1993年12月生まれの24歳、身長176cm、体重55kgです。ウイングスパイカーとしては少し小柄ですが、今まで十分な活躍をしてきています。

神奈川県出身の鍋谷選手は、両親がバレー選手だったこともあり小学生の頃からバレーを始めました。中学校は東京の淑徳SC中でしたが、高校は名門の東九州龍谷高校へ進学、3年生の時は全日本バレーボール高校選手権大会優勝に貢献し、自らも最優秀選手賞に選ばれました。

2011年にはデンソー・エアリービーズの入団が決まり、2012年の3位決定戦でデビューを飾ります。2012年にはアジアカップの日本代表メンバーに選ばれ、11月にデビュー、16得点を挙げてチームの勝利に貢献します。2013年日本代表としてU23女子バレーボール選手権に出場、銅メダルとなりました。

高校時代はセッターとしても注目されていた鍋谷選手なので、スパイカーでありながらトスアップができるのでセカンドセッターとしても期待されています。レシーブ力も抜群で、鍋谷選手がいないとチームが機能しないとも言われる存在です。

「井上琴絵選手」実績・身長と体重・選手情報

年齢 28歳
身長 162cm
体重 55kg
ポジション リベロ
所属 JTマーヴェラス

全日本代表の井上琴絵選手は、1990年2月生まれの28歳、身長162cm、55kgでポジションはリベロです。京都市出身の井上選手は、京都橘高校時代に春高バレー準優勝、国体、アジアユース選手権、アジアジュニア選手権優勝という輝かしい実績を残しました。

2008年にはJTマーヴェラスに入団し、黒鷲旗大会で準優勝しました。この大会で井上選手は若鷲賞を獲得しています。同じ年のアジアジュニア選手権で優勝に貢献し、さらにベストリベロ賞を受賞しました。

2015年からはJTマーヴェラスのキャプテンを務め、2017年には全日本メンバーに選ばれます。小柄ですが、反応の速さや高速のジャンプトスが魅力で、男性からも女性からも人気が高い選手です。

守備の要として今まで素晴らしい活躍をしてきた井上選手、東京オリンピックでの活躍も大いに期待されています。ぜひ東京オリンピックでは良い色のメダルを獲得して欲しいとファンは期待し、応援をしています。

バレー選手は身長が高い方が有利?

女子バレーの試合中

身長が平均よりも高いと「バレーボールをしませんか」と誘われることがあります。中学や高校で身長が高く、目立つ人はバレー部に勧誘された経験が1度はあるのではないでしょうか。

バレーボールは身長が高ければ高いほど良いのだという先入観がありますが、最近のバレーボールの試合を見ていると、背が低い選手もいます。全日本メンバーでも身長が高い人と低い人の差が激しいです。

果たして、本当に身長が高い方が有利なのでしょうか。バレーボールと身長、身長の高さでの有利、不利はあるのかを調べてみました。

日本のバレー選手の平均身長は?世界の国々の選手と比較

バレーボールの世界大会を見ていると、やはり身長の高い選手が集まっている国が強いです。男子の場合は特にそれを実感します。全日本男子のメンバーはすべてそれなりの実績があり、素晴らしい技術を持っている選手ばかりなのですが、世界大会になるとなかなか勝てません。

スパイカーがスパイクを打ってもブロックされ、相手のスパイクがブロックにかからずに決まってしまうといったことが多いのです。

全日本男子の平均身長は188.8cm(リベロ含む)ですが、ブラジルやイタリア、アメリカ、フランスの平均身長はすべて197~198cmとなっており、約10cm違うのです。

身長が10cm違うと腕を上に伸ばした場合、10cm以上の差が出てもおかしくありません。これだけの身長差があるため、苦戦していると考えられます。

バレーボールで言う「最高到達点」と身長の関係はある?

バレーボール選手のプロフィールを見ていると、最高到達点という数字があります。最高到達点が高いのなら、多少身長が低くても高い選手を上回れるのではと考えられるのですが、果たしてそうでしょうか。

バレー選手で10cmの身長差があった場合、身長が10cm低い人が高い人の最高到達点を超えることは難しいです。

いくらトレーニングを積んだとしても、ジャンプ力が飛躍的に伸びることはありません。ジャンプ力は筋力だけでなくパワーと瞬発力が加わり、さらに筋肉の性質も関係するものです。筋肉を鍛えればより高く跳べるというわけではないのです。

身長の10cm差というのは、何もしなくても最初から保証された高さですからやはり身長が高い人の方が有利ということになります。

【補足】バレーボール歴代最高到達点は「レオネル・マーシャル」の383cm

レオネル・マーシャル(出典:SPAIA)

世界で最高到達点が一番高いのは、キューバ代表のレオネル・マーシャル選手です。その記録は驚くべき数字で、383cmです。日本男子代表の平均は、340cmと言われていますので、それよりも43cmも高く跳ぶことになります。

キューバの選手は皆ジャンプ力があり、まるでゴム毬のように見えます。ジャンプ力は筋肉の性質も大いに関係ありますから、キューバの人と日本人との筋肉の質の違いも関係するのではないかと考えられます。

身長の差と、筋肉の質の違いで日本代表選手がいくらトレーニングをしても、383cmまで最高到達点を伸ばすことはできないのです。

ポジションによっては身長が低くても大丈夫!

6人制バレーでは、数年前から守備専門のポジションで「リベロ」が導入されました。リベロとは、守備専門で後衛の選手と何度でも交代できる、サーブは打てない、審判の許可なくサーブ前に交代できる、前衛でトスを上げられない、スパイク、ブロックをしてはいけないという決まりがあるポジションです。

スパイクやブロックをしないので背が低くても全く問題なく、現に日本女子代表のリベロには過去に150cm台の選手がいました。背が高い人しかバレーができないということがないように設定されたポジションです。

背が低いからバレーボール選手になる夢を諦めることはありません。日本一、世界一のリベロを目指しましょう。

身長差を埋めるためのスピード勝負とは?

身長差が大きいと、そのまま直接正面からぶつかってもまず負けてしまいます。バレーボールの日本代表選手は、世界と比べると身長が低いため攻撃にも工夫が必要となります。

そのために考えられたのが、スピードで勝負することです。コートの幅をいっぱいに使って高速トスを上げるとか、相手のブロックのタイミングをずらすような攻撃をする、というような工夫をするのです。

しかしこれにも限界があり、スピードを上げると精度が落ちてミスが重なることがあります。それにある程度の身長がある選手は、ジャンプのタイミングが少しずれたとしても元の高さがあるためすぐに十分な高さまで到達できるのです。

ですからスピード勝負といっても身長差が影響してしまうのです。

バレーボールは身長を伸ばすのに効果的なスポーツ?

女子バレー選手の整列

バレーボールは身長が高い人に向いているスポーツだと言われていますが、身長を伸ばす効果があるスポーツだともいわれています。スポーツをしながら背が伸びるというのはありがたいことですが、バレーボールをすることで身長が伸びるというのは本当なのでしょうか。

バレーボールをすることでどのように身長が伸びていくのでしょう。身長を伸ばすためにはおすすめのスポーツなのでしょうか。

バレーボールは身長を伸ばすのにぴったりなスポーツ

バレーボールをすることにより身長が伸びるというのは本当なのでしょうか。身長が伸びる=骨が伸びるということですが、骨の軟骨組織が関係します。この軟骨部分を「骨端線」と言うのですが、ここに縦の刺激を加えると骨が成長しやすくなります。

縦の刺激というのがジャンプ運動をすることなので、スパイクを打ったりブロックをしたり、またサーブを打つ時もジャンプをするバレーボールは適したスポーツだと言えます。ジャンプの着地の際に刺激が与えられるので、身長を伸ばすのに効果的なのです。

ジャンプ運動だけでなく、全身を使った運動を行うとさらに効果的ですから、バレーボールは身長が伸びやすい「運動」と言えるのです。

運動後は栄養補給もしないといけません

子どもの身長を伸ばすのは、成長ホルモンと栄養が大切です。成長ホルモンは運動することで分泌しますが、その後の栄養補給もしっかり行わないと思うように身長は伸びてくれません。

運動の後、たくさん食べているのになぜか身長が伸びないという人は、成長ホルモンを増やす食事を意識してみましょう。

成長ホルモンを増やす栄養素は、「アルギニン」です。アルギニンを含む食べ物を意識して摂るようにすれば成長ホルモンが増え、身長が伸びてくるでしょう。

アルギニンを多く含む食品は、高野豆腐、鶏むね肉、油揚げ、ゴマ、アーモンド、豚ロース、クロマグロなどです。これらを意識して食べさせてあげるようにすると良いでしょう。

【注意点】運動の後はしっかり栄養補給を行うことが大切

成長期に運動をしっかり行えば身長が伸びるのですが、運動の後の栄養補給も大切です。特に激しい運動をした後ほど、良質なたんぱく質を十分に摂取しないといけません。

そのためには親御さんがバランスの整った食事を用意してあげることなのですが、毎日だと献立を考えるのも作るのも大変です。

親御さんにストレスが溜まってしまうのは良くありませんから、そんな時は身長サプリなどを上手に利用すると良いでしょう。

身長サプリは成長期の子どもに必要な栄養素がバランスよく含まれており、偏食気味の子どもにもぴったりです。子どもにも飲みやすい味にしてありますから無理なく続けることができます。

身長が低くても諦めることはありません!

バレーボールが大好きで、ずっと続けていきたいが思うように身長が伸びないと悩んでいる中高生もいるでしょう。身長が伸びると言われることを積極的に行ったり、身長サプリを摂ったりしているがあまり良い効果がみられない人も中にはいます。

しかし、身長が低くてもバレーボール選手として世界で活躍する人はたくさんいます。背が低いのが逆に良いとされるポジションもあるのです。身長が高いと確かに有利なスポーツではありますが、背が低いと選手になれないというわけではありません。

活躍する場を見つけて、そこに自分が入れるよう諦めずに頑張りましょう。

成長スパート期を知って効果的に身長を伸ばそう

医者が人差し指を立てている

成長期が終わってからだといくら身長を伸ばそうと努力しても伸ばすのは難しいですが、成長期の身長が伸びるタイミングを知ればうまく伸ばすことができます。

身長は、急激に伸びる時期が2回訪れます。赤ちゃんの頃(第一次性徴)と思春期の頃(第二次性徴)です。

思春期の頃の身長の伸びのことを「成長スパート」と言いますが、この頃には個人差がありますが一気に8cmから9cm伸びます。

成長スパート期(出典:学校法人順天堂)

このタイミングを多くの人が気づかずにいるため、身長を伸ばしたいと思っている人は成長スパートがあることを知って欲しいのです。

定期的に身長を測っていると急激に伸びたことがわかります。この時に規則正しい生活を送り、栄養バランスの取れた食事をし、睡眠をたっぷりとるようにすれば効果的に身長が伸ばせるでしょう。

まとめ

バレーボールは身長の高さが影響するスポーツです。早ければ小学生の時からバレーを始める子どももいますが、ちょうどこの頃から続けていると身長が伸びやすくなるでしょう。バレーボールは、身長を伸ばすのにおすすめのスポーツなのです。

身長が高いとジャンプすればさらに高いところまで飛べますから、スパイクやブロック、サーブなどではより有利になります。

バレーボールの世界大会を見ていると、外国のチームは身長が高い人が多く、スパイクやブロックが面白いように決まっています。

日本代表は、外国のチームに比べると身長が低いため、壁に向かってスパイクを打ちこむような状態になったり、日本のブロックのさらに上からスパイクを打ちこまれたりするので苦労しているのがわかります。

しかし、身長差を世界と縮めることはできないので細かな技術の差で勝ち上がっていけるよう、努力をしています。

全日本のメンバーの中には、バレーボール選手にしては身長が低い人が何名かいます。その多くはリベロという守備専門のポジションで活躍しています。

身長が低いからバレーボール選手になることを諦める必要はありません。もちろん努力もしなければなりませんが、身長だけで諦めることはないのです。