子供の成長豆知識

【乳児】月齢10・11・12ヶ月(1歳)の平均身長と体重を徹底解説!

公園で抱え上げられる赤ちゃん

生まれてからもうすぐ1年になる10ヶ月~12ヶ月(1歳)ですが、言葉を発したり、つかまり立ちをするなどまだまだ成長していき、目が離せません。

10ヶ月以降はこれからの成長にあたって生活リズムを整える重要な時期でもあります。

そこで今回はきちんと成長しているのか10ヶ月~12ヶ月(1歳)の平均身長や体重、生活リズムの整え方などを解説していきます。

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10ヶ月~12ヶ月(1歳)の平均身長

身長を測る子供

厚生労働省が発表している「平成22年乳幼児身体発育調査報告書(概要)」をもとに10ヶ月~12ヶ月(1歳)の平均身長を確認してみましょう。

男子 女子
10ヶ月~11ヶ月 72.9cm 71.3cm
11ヶ月~12ヶ月 73.9cm 72.3cm
1歳0ヶ月~1歳1ヶ月未満 74.9cm 73.3cm

今まで1ヶ月で2~3cm伸びていたのが、1歳に近くなると男女ともに1cmずつしか伸びていません。

生後間もない頃に比べて成長がゆっくりになるので、初めは不安になるかもしれませんが心配する必要はありません。

「栄養が足りていないのかな?」と思って食事量を増やすのは注意してください。肥満になってしまうかもしれません。小さいときに一度肥満になると、大人になって肥満になる確率が高くなります。

赤ちゃんのときに肥満になると痩せるのは大変ですし、子供が小学生になっても肥満だった場合身長が伸びなくなる可能性があります。肥満にならないように気をつけてください。

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10ヶ月~12ヶ月(1歳)の平均体重

体重計

平均身長と同様に10ヶ月~12ヶ月(1歳)の平均体重を確認してみましょう。

男子 女子
10ヶ月~11ヶ月 8.91kg 8.37kg
11ヶ月~12ヶ月 9.09kg 8.54kg
1歳0ヶ月~1歳1ヶ月未満 9.28kg 8.71kg

10ヶ月~12ヶ月(1歳)は「1日10g~15g」増加することを期待されています。月にするとおよそ300g~450g程度です。

1日の増加量がこれよりも大きく下回るか、ずっと足りていない状態が続くのであれば一度健康診断のときなどに相談してみましょう。

一応乳児の発育というのは生まれたときの体重やお腹の中にいたときの週数、栄養の摂取方法、現時点での子供の状態によって変わります。

発育が序盤良くて、後半になると緩やかになる。反対に序盤緩やかで後半の伸びが良くなる子もいますので、現段階で成長が緩やかでも一概に悪いとはいえません。医師に診てもらって判断してもらいましょう。

成長曲線を使って成長を確認することの大切さ

複数のグラフ

子供が健全に成長しているか確認するために「成長曲線」を使うことをおすすめします。成長曲線を使うことで子供が平均に対してどれだけ近いのかが分かります。

ちなみに成長曲線は日本小児内分泌学会の「成長評価用チャート・体格指数計算ファイルダウンロードサイト」からダウンロードすることができます。

また、成長曲線をつけることで成長に関する病気にも気づけるかもしれません。実際に国立保健医療科学院の「乳幼児身体発育評価マニュアル」で解説している事例を紹介します。

成長ホルモン分泌不全の男の子

成長ホルモン分泌不全だった男の子の事例を紹介します。

8歳の男の子A君は低身長のことで病院に診てもらいにきました。お父さんの身長は176cm、お母さんの身長は157cmと平均的で、親戚にも低身長の人はいませんでした。

出産も38週目で生まれたときの体重は3040g、身長は50cmとほとんど平均的な赤ちゃんでした。

しかし、ミルクの飲みは少なく、離乳食も食べませんでした。結果1歳になる頃には身長71cmと低くなっていました。

その後、身長の伸びは悪いままの状態でした。しかし、小学校に入ると成長はさらに悪化してしまいます。

結果、病院で診てもらうと成長ホルモンと甲状腺刺激ホルモンの分泌不全と診断されました。成長ホルモンと甲状腺ホルモンの治療をすることで、最終的には成人の平均身長に到達することができました。

成長曲線は大切です

上記のことは成長曲線をつけていないと気づけなかったかもしれません。あっても身長が低いのかな?という疑問で終わっていたと思います。

子供の成長で何よりも大切なのが「早期発見・早期治療」です。発見と治療が遅れると、その分最終身長に影響を与えてしまいます。

今回のA君は成長期が来る前に気づくことができ、8歳という早い段階で治療を開始することができたので、最終的には成人の平均身長に辿りつけたんだと思います。

生まれたときは問題がなくても、後になって成長ホルモン分泌不全などの病気だったという可能性はあるのです。そのため、健康的に生まれたからといってずっと健康とは限りません。

成長曲線を使って、きちんと健全に成長しているのか確認しましょう。なによりも成長曲線をつけて、子供が健全に育っているのを確認できれば安心することができます。

また、私の育児は間違っていないという安心感を得られるのは自信にも繋がります。そのため成長曲線をつけることをおすすめします。

10ヶ月~12ヶ月(1歳)の食事内容

離乳食を食べる外国の赤ちゃん

10ヶ月を過ぎると離乳食の回数を1日2回から3回に増やしましょう。

9ヶ月以降になると鉄を不足しやすいので、鉄を含んだ赤身の魚や肉を食べさせたり、牛乳や乳製品の代わりに育児用ミルクを飲ませるなど鉄を摂れるようにしましょう。

レバーなんかもおすすめです。レバーには鉄以外にも成長を促進するビタミンAなどが含まれています。

ただし、レバーは他の食品よりも含有量が多いので、食べすぎると過剰摂取になってしまうかもしれません。そのため、レバーはたまに食べさせるぐらいにしておきましょう。

基本的には赤身の魚か肉類がメインになります。それから徐々にイワシやアジなどの青魚も慣らしていきましょう。

歯が少しずつ生え始める時期でもあるので、のどを詰めない程度に食感も楽しめように作ってあげるといいでしょう。

好き嫌いを決める大事な時期

子供の味覚は9歳~10歳ぐらいまで育つといわれています。また、味に対して最も敏感な時期で、大人になるにつれて味覚は落ちていきます。

そのため、乳幼児期は今後の好き嫌いを決める大事な時期だといわれています。特に離乳食の回数が増えて、歯も生えてくる10ヶ月頃から大切になってきます。

この時期の食事内容が、今後の味の好みや食習慣に影響を及ぼしてしまいます。そのため、両親に好き嫌いがあると、そのまま子供にも影響してしまうことがあります。

子供の好き嫌いをなくすためにも、家族全員が好き嫌いなく何でも食べられるように協力し合いましょう。

歯が生えてくると大人が食べているものを食べさせることもあると思いますが、食べやすくすることもそうですが、調味料などで味付けが濃くならないように気をつけてください。

10ヶ月~12ヶ月(1歳)が必要とする睡眠時間

頭をくっつけて寝る3人の子供

睡眠は健全な成長のためにも必要な一つの要素です。睡眠時間が短いと体の健康以外にも、イライラや落ち着きがなくなるなど精神面にも悪影響です。

10ヶ月~12ヶ月(1歳)が必要とする睡眠時間は米国睡眠医学会の「Make Time 2 Sleep」によると「12~16時間(昼寝を含む)」が必要だと考えています。

12~16時間となっていますが、昼寝だけで4時間以上寝るとか長時間寝るのはやめておきましょう。昼寝の時間は短めにしましょう。

昼寝の時間が長くなるとなかなか寝ない、寝たとしても夜中に目覚めてしまうなどのことが起こりえます。夜泣きの原因にもなりえますので、1~2時間程度にしておきましょう。

早寝、早起きの習慣化が大切なので、12時間~16時間の睡眠がとれるように計算をして寝かせましょう。

10ヶ月~12ヶ月(1歳)の生活リズムを整える方法

考える夫婦

まだ1歳にも満たしていない子供が生活リズムを整えるのは早いと思う方もいるかもしれませんが、この頃にはもう生活リズムは作っていかないといけません。

生活リズムを整えることで、決まった時間の行動は赤ちゃんも安心して生活を送れますし、健康的に成長していくことができます。

生活リズムを整えるためには食事と睡眠を決まった時間にすることが大切です。決まった時間にすることで体内のスケジュールができてきます。

食事

食事では10ヶ月以降は離乳食が3回になるので、決まった時間に1回ずつ食事をとるようにしましょう。

母乳の時間ではなく、離乳食の時間を決めることが大切です。朝昼晩の3回決まった時間に食べるようにしましょう。

睡眠

必要な睡眠時間をとることも大切ですが、決まった時間に寝るようにすることも大切です。寝る時間がバラバラだと赤ちゃんも落ち着きません。

夜になかなか寝ないのであれば、昼間の遊びをもう少し増やしてみるか昼寝の時間を減らしましょう。それ以外にも体が温かいほうが寝やすいので、お風呂で体を温めてから寝るようにする方法もあります。

さらに寝るときに軽くマッサージをしてあげるか、眠りにつくまで抱っこ、子守唄を歌ってあげるとより寝やすくなるでしょう。

赤ちゃんは基本的に眠りが浅いので、テレビや部屋の光、会話などですぐに目が覚めます。そのため、寝たらできるかぎり静かにするか、一緒に寝てしまいましょう。

まとめ

生後10ヶ月を過ぎるとつかまり立ちをします。成長が早い子だと物を伝って歩くこともできるようになります。

初めは意味のない言葉を発しますが1歳に近づくにつれて言葉も「ママ」や「パパ」など意味のある言葉に変わっていきます。

子供なりに言葉を発してコミュニケーションを取ろうとしていることなので、楽しい雰囲気を作って笑顔で返事をしてあげるといいでしょう。

10ヶ月を過ぎるとクレーン現象という自閉症の子供によく見られるものが現れることがあります。心配な気持ちも分かりますが、まずは落ち着いてお子さんをよく観察してみてください。

クレーン現象はどんな子にも現れる可能性はあります。目を合わせてコミュニケーションを取ろうとするのかなど確認しましょう。

今までは大きく成長していましたが、この時期になると背の伸びが1ヶ月に1cmほどと一旦落ち着きます。もちろん成長には個人差があります。

子供の成長が気になる方はぜひ成長曲線をつけて確認してみましょう。成長曲線をつけることで成長障害の有無と、きちんと成長していることへの安心感を得ることができます。

子供の成長のためには食事と睡眠の生活リズムを整えることが大切です。食事と睡眠を決まった時間に行えるように頑張ってください。