子供の成長豆知識

成長期の子どもによく見られる成長痛の原因と緩和する3つの対処方法

水やりをする子供

子どもが膝や足首の関節などに痛みを訴えることはよくあります。実際、4~5歳から成長期にかけて夕方や夜中に足が痛むというのはよくある症状です。親御さんのなかにもそういう経験があったことを覚えている方もいると思います。

大抵は翌朝には何もなかったように自然に痛みが治まるものです。そのため、成長に伴う痛みとして軽く捉えられがちです。

足をどこかにぶつけたり捻ったりしたわけでもなく、見た目に何の異常もないわけですから、親としては特に対処のしようがありません。しかし、泣いて痛みを訴える子どもの姿を見ると本当に放っておいて大丈夫かなと思います。

あまりにも痛みが続く場合は別の疾患である可能性も考えられるので、成長痛の原因や痛みが起こるメカニズムを知り、ちゃんと対処できるようにしておきましょう。

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成長痛とは?成長痛は「骨端軟骨障害」の略称

成長痛は幼児期から成長期にかけて起こる一過性の痛みで、見た目には異常がありません。しかし、その原因は不明な部分が多く、体が成長しているからというだけでは説明できない症状もあります。

膝から足関節にかけて痛むものを成長痛と言い、成長期に起こる原因不明の痛みです。検査した結果、ほかに病気がないと分かった時はじめて成長痛と呼びます。特に腫れている部分もなく痛むのが夜のみであれば、しばらく様子をみましょう。

多いのは、骨と腱の結合部の起こる炎症や骨端軟骨障害などと説明されるケースです。成長する骨に筋肉が引っ張られて痛みが起こります。いずれにせよ、薬を飲めば治るというような単純な治療法はないので様子を見るしかないでしょう。

しかし、緩和する方法が特にないといっても、放っておくのもかわいそうです。親御さんが痛む箇所をさすってあげるなどスキンシップを図ってあげましょう。

成長痛になると身長が伸びるってホント?

子供が飛ぶ

成長痛が起こるのは身長が伸びているからだと説明されることがあります。体が成長し、骨が大きくなる過程で、その成長スピードに腱、靭帯、筋肉などが付いていけず、無理に引っ張られるために痛むというのがその理屈です。

しかし、足が痛むからといって身長が伸びているという証拠にはなりません。1年で十数センチも身長が伸びる時期だと、確かに骨の成長スピードに筋肉が付いていけないということはあり得ますが、そうでない場合は他の原因であることが多いのです。

よくあるのが疲労による痛みや筋肉痛です。小さな子どもの筋肉や靭帯は大人ほど丈夫にできていません。

しかし、子どもは走り回ったりなど大人とは比べ物にならないぐらい日中の運動量が多く、1日の終わりにはかなりの疲労が溜まっています。そのため、夜になるたびに足が痛いと訴える子どもが多いと考えられます。

原因の特定は難しいので、痛みがある時は休ませて子どもの様子をよく観察することが大切です。

成長痛が起こる原因とは?

?

成長痛の原因としてよく言われるのが、骨が伸びることです。しかしこれは間違いで、骨自体が痛みを感じることはありません。

ただ、骨が大きく伸びていくのに伴って痛みが起こるのは確かで、詳しく後述しますが骨の周辺の筋肉などの組織が引っ張られることが一因です。

それ以外にも痛みの原因は考えられ、日中の多大な運動量が夕方から夜中にかけて疲れとして出る場合、精神的なストレスを痛みとして訴える場合、親の愛情に対しての不安やストレスに起因する場合なども挙げられます。

なお、「成長痛」と一般によく言われますが、そのような名前の障害があるわけではありません。お医者さんに「成長痛です」と言われた方もいるかもしれませんが、わかりやすいように一般的に知られている通称を用いただけです。

骨の発達に筋肉が追い付かない

陸上

成長期のスタートには個人差や男女差が大きいので一概に言うことはできませんが、一般的に女の子の方が男の子より早く成長期が始まります。そのため、成長痛と見られる痛みを訴える年齢も女の子の方が早いことが多いです。

成長期に伴う痛みの原因として考えられるのが、骨の成長に周辺の筋肉や靭帯の成長が追い付いていないことです。身長が伸びるとは骨が大きく発達することですが、その際、骨だけでなく周りの筋肉や靭帯などの組織も発達します。

しかし、子どもによっては骨の伸びるスピードが早いため、筋肉や靭帯が骨に引っ張られて収縮し、痛みを発することがあるのです。また、軟骨にも負担がかかるため、痛みが起きやすくなっています。

身長(骨)が急激に伸びると、筋肉の発達が追いつかず筋肉が相対的に短縮し、結果として、筋の柔軟性が低下して、体が硬くなります(図5、6)。この骨と筋の成長のアンバランスが、「成長痛」の原因ともいわれています。

日中の疲れ

眠っている男の子

幼稚園の子どもでも、成長痛と見られる痛みを訴えることがあります。年に十数センチも身長が伸びる成長期の成長痛とは違って、この場合の痛みは日中の疲労が足首や膝に出ていると考えられます。

幼い子の成長痛は、夜は泣くほど痛いと訴えていても、翌朝にはたいていケロッとしているものです。

ところが、また幼稚園から帰ってくると昨晩と同じように痛みを訴えることがあります。親としては心配ですが、こうした痛みは靭帯や筋肉の疲労などが原因のことが多いです。

幼児の運動量は大人と比べても非常に多く、それでいて大人ほど靭帯や筋肉は丈夫でないので、その疲労度合も非常に大きくなります。日中、元気に走り回っている子どもなら仕方ないと言えるでしょう。

精神的なストレス&親に対する甘えや欲求的不満

落ち込む子供

まだ骨の発達に筋肉が追い付かないほどの成長期でもない子どもでも、夜になって泣いて痛みを訴えることがあります。

この場合は、実際に肉体的な損傷があるというよりも、精神的なストレスや親に対する欲求不満などを痛みとして訴えているケースがあります。

よく言われるのが、弟や妹が生まれて親がそちらの世話ばかりするようになったなど、子どもが愛情不足を感じている場合です。

親への甘えやストレスであったとしても、子どもが意図的に嘘をついて痛いと言っているわけではありません。実際、ストレスを肉体の痛みとして感じています。親としてはしっかりコミュニケーションを取って、愛情を示してあげることが大切です。

成長痛による症状

落ち込む女の子

成長痛はそれを訴える年齢によって原因も症状も違います。ストレスや甘えなど精神的な要因の成長痛の場合、器質的疾患がないのであれば、親が子どもにたっぷり愛情を注いで接している限り、自然と収まっていくものです。

実際に成長期が始まってくると、骨端症という骨の発達に伴う痛みが発生することがあります。これにも年齢差や個人差がありますが、一般的には早い子どもで小学2年生ごろから始まります。

特に日中走り回って遊んでいるような子どもだと、かかとの辺りに痛みを訴えることが多いです。かかとの部分の成長軟骨が刺激されていることが考えられます。

年齢が上がるにつれ痛む部位も変わっていき、かかとから足首、膝へと上がっていきます。激しいダッシュやジャンプを伴うスポーツを行う子どもだと、「オスグッド病」という膝の皿の下辺りの骨が出っ張ったような骨端症が起こることもあるでしょう。

12歳前後には膝の皿の下辺りに成長軟骨が現れて、痛みを感じやすくなることが多いです。こうした痛みには特別な治療法はありませんが、成長が進むにつれて自然と治まっていきます。

もし痛みの原因がスポーツのし過ぎである場合、筋肉が激しく収縮したことによって炎症や骨の剥離を起こしていることもあります。

この場合も、痛みが治まるまで筋肉を無理に動かさずに安静にしておくしかありません。いずれにせよ、特別な外傷や障害ではないいわゆる成長痛に、特効薬のようなものはないということです。

成長痛の対処法と予防法

医者ポイント

1.マッサージ(親も手伝うことでスキンシップをはかる)

成長痛の原因を特定することは難しいですが、まだ下半身がしっかり発達していない子どもの場合、日中の運動の疲れが足の筋肉の疲労痛となって表れている場合が多いです。筋肉痛の場合は、まずはしっかり休息を取ることが大切です。

そして、お風呂上りにでも痛む部位を中心にしっかりマッサージを行うとよいでしょう。親への欲求不満など心理的なストレスが痛みとして表れている場合も、親子で一緒に行うマッサージやストレッチは有効です。

親子のスキンシップにもなるので、愛情不足を不満に思っている子どもなら、親子で一緒に過ごす時間が増えれば痛みも自然と治まっていくでしょう。

夜にマッサージをして十分に休んでも、日中も痛がったり、痛みが強くなったりというような場合には、成長痛以外のケガや病気の可能性も考えられます。一度お医者さんを受診して検査してもらうとよいでしょう。

2.ストレッチ(手順と方法を解説)

ヨガをする親子

成長期の子どもは、発達する骨に筋肉が引っ張られて突っ張った状態になっていることが多いです。子どもの体は骨から成長していくため、筋肉が引っ張られるのは仕方ありません。

ただ、筋肉が柔軟性を失うと成長障害につながることがあるので、しっかりストレッチして筋肉を伸ばしておきましょう。

ストレッチの方法にはいろいろありますが、いずれにせよ大切なポイントは、各部位とも10~20秒ぐらいゆっくり時間をかけて伸ばしていくことです。

急に勢いよく伸ばすと筋肉を傷めることがあるので注意してください。

例として、ふくらはぎと太ももの筋肉のストレッチの手順を示します。ふくらはぎのストレッチは、まず子どもが仰向けになってつま先を上に寝転びます。親はその足首を反り返すような感じでゆっくり押していきます。

次に子どもはうつ伏せになり膝を曲げて足の裏を上に向けてください。親はそれを持って足首を反り返します。

次に太ももの筋肉のストレッチです。子どもは仰向けに寝転び、親はその膝を持って伸ばしたまま上に持ち上げます。

すると、太ももの筋肉が引っ張られるので、ゆっくり伸ばしながら頂点で数秒静止しましょう。次に子どもはうつ伏せになり膝を曲げ、親はその足を太ももからゆっくり持ち上げてください。

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3.好き嫌いなく何でも食べる

食事する父子

筋肉の成長には非常に多量の栄養素を必要とします。たんぱく質、カルシウム、マグネシウム、鉄など特に成長に欠かせない栄養素をしっかり摂取するため、好き嫌いなく何でも食べる子どもに育ててください。

とはいえ、子どもの好き嫌いは多くの親を悩ます問題で、せっかく作ったのに一口も食べてくれなくて悲しいやら腹立たしいやらという経験をされたお母さんも多いことでしょう。

そういうことが続くと、「どうせ食べないんだから」と子どもの嫌いなものを最初から作らなくなってしまうことがあります。

しかし、親が子どもの好き嫌いを前提に食事を用意してはいけません。好きだろうが嫌いだろうが満遍なく何でも食べさせることが大切です。

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成長痛以外の可能性「スポーツ障害」を疑ってみる

サッカーをする子供

スポーツ障害とは?

スポーツ障害とは、スポーツに関連して発生する運動器のトラブル全般です。

詳しく言えば、スポーツ中の衝突や転倒など瞬間的な外力により組織が損傷するスポーツ外傷と、長期的に過度な負荷がかかることで組織が損傷し、症状が慢性化したスポーツ障害の2種類に分かれます。

スポーツ外傷の例として挙げられるのは、ねんざ、肉離れ、打撲、脱臼、骨折など1回の外力で起こる症状です。スポーツ障害の例では、関節炎、疲労骨折、椎間板ヘルニアなどの長期化する症状が挙げられます。

特に後者は、早めに対処しないと骨や関節の変形など生涯にわたって日常生活に支障をきたす場合もあります。

スポーツで生じる身体の故障には、瞬間的な外力によって起こる「スポーツ外傷」(骨折、脱臼、捻挫など)と、身体に過度の負担が繰り返しかかることによって、痛みなどの症状が慢性的に現れる「スポーツ障害」があります。スポーツ障害は早期に対処しないと重症化して、関節が変形したり骨が分離したまま直らなかったりと、日常生活に支障を生じることがあります。

スポーツの現場では、さまざまな運動負荷が繰り返しかかるため、気づかないうちに組織が弱っていて、ちょっとした負荷や外圧で症状が表れることがあります。

そのため、スポーツ外傷とスポーツ障害の区別が難しい場合もあり、これらの外傷と障害と合わせてスポーツ障害と総称することも多いです。

運動会でのリレー

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外傷や障害が起こりやすい箇所は骨端線

レントゲン

成長期には骨が伸びますが、骨がそのままの形を保ったまま大きくなるわけではありません。成長期の骨には、骨の中心である骨幹部と、骨の端にある骨端部という軟骨の部分に分かれており、軟骨の部分が伸びて成長していきます。

その中間にあるのが俗に成長線と呼ばれる骨端線です。成長期の子どもをX線撮影すると、骨幹部は白い影として写真に写りますが、骨端線の部分は黒い線として写ります。

成長するにつれ、次第に骨端部の中心に骨端核という骨ができ、やがて骨端部の全体が骨になって骨端線が消えていきます。これが子どもの骨から大人の骨に成長する際の変化の特徴です。

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骨端部の軟骨が癒合して大人の骨になると、骨端線はなくなってしまいます。つまり、もう十分に大人の骨に成熟したということで、これ以上身長が伸びないということです。ですので、大人をX線撮影しても骨端線は写りません。

成長期の子どもの身長が伸びるのは、こうした骨端部や骨端線があるからです。子どもの成長にとって非常に重要な部分ですが、大人の骨ではないため負荷に弱く、ちょっとした外力で外傷や障害が起こってしまいます。

上半身では手首、肘、肩など、下半身では足首、膝、股関節などが骨端線のある負荷に弱い部分です。

主なスポーツ障害一覧

バスケ

「オスグットシュラッター病」原因はなに?改善法と予防法も解説

オスグットシュラッター病とは、すねの骨の膝関節に近い部分で起こる骨端症です。膝の皿の下の辺りに骨がぼこっと飛び出すような感じで表れて、その部分を押したり曲げ伸ばしすると痛みが感じられます。

小学校高学年ぐらいから中学生にかけてスポーツをしている子どもがよく発症する症状です。発症しやすいのは、バレーボールやバスケットボール、サッカーなど激しくダッシュやジャンプを繰り返すスポーツをやっている子どもと言われます。

しかし、実際はスポーツの種目に関係なく、成長期には誰にも起こり得る症状です。太ももの前側の筋肉が硬いとオスグットシュラッター病になりやすいので、筋肉が硬くならないようにふだんから姿勢を正し、猫背にならないように気を付けましょう。

スポーツの練習前後にマッサージやストレッチを入念に行うことも大切です。

自分でも押すと痛みが確認できる症状ですので、痛みがある時はなるべく練習を控え、しっかり休息を取りましょう。

なかなか改善しない場合は整体を受けるのもおすすめです。体全体の筋肉を柔らかくするのに役立ちます。症状が悪化すると軟骨部が剥がれて炎症を起こし、骨片を除去する手術が必要になる場合もあるので注意です。

「骨端症」原因はなに?改善法と予防法も解説

野球

骨端軟骨は、引っ張ったりねじったりなどスポーツの動作により負荷が加わると傷つきます。

軽度なら自然に修復していきますが、修復する前にまた負荷がかかるとさらに傷つき、やがて軟骨部が剥がれて骨と擦れたりぶつかったりして炎症を起こしてしまいます。その炎症による腫れや痛みが骨端症です。

骨端症の原因の代表的なのが野球の投球動作です。野球肩や野球肘と呼ばれる症状が骨端症ですが、テニスや卓球など野球の投球と同じような動作をするスポーツ選手にも見られます。

骨端症の改善法ですが、症状を感じたらすぐに練習を休むことです。

野球なら投球動作が症状の原因ですので、練習だけでなく遊びのボール投げなどもしてはいけません。

症状が早期であれば、ある程度休めば自然に改善しますが、また同じ動作を繰り返すと再発の可能性が高いです。

予防するには、普段の練習からフォームのチェックをしっかり行い、過剰な負荷がかからないように気を付けることです。

「野球肘」原因はなに?改善法と予防法も解説

野球

野球肘には内側型と外側型の2種類があります。内側型は、肘の下がったフォームで動作を続けることで外反のストレスが肘にかかり、内側に引っ張られた骨端部が開いてしまう症状です。野球のほかテニスでも見られます。

外側型は、肘の外側にかかるストレスで、関節の骨同士がぶつかり合って上腕骨側の軟骨部分が剥がれて炎症を起こす症状です。体操や卓球でも見られます。

内側型でも外側型でも症状が見られた時は、すぐにその原因となる動作を中止することがいちばんの改善法です。

リトルリーグショルダーや野球肘の治療は、直ちに投球動作を中止することです。スポーツ活動だけでなく、休み時間や体育のボール投げも中止しなければなりません。

症状が軽度ならしばらく休めば回復しますが、復帰して同じ動作を繰り返すと再発する確率が高いため、投球やスイングなどのフォームを根本的に見直すことが必要です。

予防法は最初から正しいフォームでスポーツを行うことですが、やり過ぎでは過剰な負荷がかかってしまうため、ほどほどの練習量に調節することも忘れてはなりません。

「腰椎疲労骨折(腰椎分離症)」原因はなに?改善法と予防法も解説

野球する子供

腰を反らす、腰をねじるなど、野球のスイング、バレーボールのスパイクなどの繰り返されるスポーツの動作で、腰椎の関節突起間部にストレスがかかり、椎体と椎弓が分離してしまうのが腰椎疲労骨折(腰椎分離症)です。

骨盤との境目にある第5腰椎に多く見られます。早期なら、しっかりコルセットを装着して過ごすことで骨が癒合します。

骨が癒合しなくても体幹を強化して筋力でカバーするスポーツ選手は多いですが、分離した状態では今後も腰痛を繰り返す可能性が高いですので、痛みが継続する場合は早めに整形外科を受診しましょう。

腰椎疲労骨折(腰椎分離症)は、腰椎に積み重なった負担が原因ですから、予防するにはその負担を減らすことが大切です。

具体的には、腰を守るために股関節の柔軟性を高め、同時に腹筋と背筋を強化しましょう。あらかじめコルセットを装着して腰への負担を軽くするのも良い方法です。

「疲労骨折(女性多い)」原因はなに?改善法と予防法も解説

バレーボール

持久力や審美性を争うスポーツの女性選手には疲労骨折が多いと言われています。女性の場合、男性より骨盤が広いので骨盤に大きな負荷がかかります。そのため、骨盤部を疲労骨折するのは女性の方が多いのです。

疲労骨折の改善法ですが、まずは痛みを感じた時はすぐに整形外科を受診することです。早めに適切な治療を受ければ、ある程度休養するとすぐに運動を再開できます。

ただし、無理をすると重症化してしまうこともあるので、医師と相談して十分な休養を取ることが大切です。

疲労骨折の予防には、普段からストレッチをしっかり行って、骨と筋肉が付着している部分の柔軟性を高めておくようにしましょう。成長期なら、たんぱく質、カルシウムなどをしっかり摂って、骨折しにくい強い骨を作る意識も大切です。

「膝前十字靱帯損傷」原因はなに?改善法と予防法も解説

バスケ

膝前十字靱帯損傷とは、ラグビーなど膝へのタックルがあるようなコンタクトスポーツの選手に多い症状です。膝関節に血腫や腫脹が出現したり、膝に力が入らず足を地面に着けた時にガクッと崩れてしまうような運動障害が見られたりします。

コンタクト系のスポーツに多い膝前十字靱帯損傷ですが、バレーボールやバスケットボールのようにジャンプ、スリップなどの動きが多いスポーツでもよく見られ、特に中高生の女子バスケット選手によく発症します。

女性は、男性より膝の外反が大きく屈曲が小さいためです。ハイレベルでスポーツ活動していくアスリートならば、膝前十字靱帯損傷の改善にはACL再建手術が原則必要です。

予防するには、普段からストレッチをしっかり行うとともに、女性の場合は、足より膝が内側に入らないトレーニングを行いましょう。

まとめ

水やりをする子供

幼児期から成長期にかけての子どもは、夕方から深夜にかけて膝や足首などに痛みを訴えることがよくあります。一般に成長痛と呼ばれる症状で、身長が伸びている証拠などと考えられていますが、それにはさまざまな原因があります。

身長がぐんと伸びる成長期では、骨の発達に周囲の筋肉や靭帯が追い付けず、骨に引っ張られて痛むことがあります。そこまでの成長期でない幼い子どもの場合は、日中の運動の疲れが夜になって足に出るとも考えられるでしょう。

大人に比べて幼児の筋肉や靭帯は丈夫でないにもかかわらず、その運動量は大人以上ですから、その疲れが夜に一気に出るのも仕方のないことです。

いずれにせよ、成長痛は時間が経てば自然と治まっていくものですが、自然と治まるからと放置せず、親子で一緒にマッサージやストレッチをするなど、スキンシップを図ることが大切です。

稀に、いつまで経っても成長痛が治まらないことや、昼間にも痛みが続くことがあります。そういう場合は成長痛でないケガや病気も考えられます。

特にスポーツをする子どもの場合はスポーツ障害の可能性も考えられるので、早めに病院を受診しましょう。