子供の成長豆知識

『学習力サプリ』で子供の学力は伸びるのか?徹底調査してみた!

世の中には子供用のサプリメントがたくさん販売されています。その中でも一番有名なのが身長サプリですが、他にも子供用のサプリで「学習力アップ」を狙ったものまであります。

身長は骨を伸ばすのに栄養素が大切ということはわかると思いますが、頭はサプリを飲むと賢くなるのか疑問ですよね。できることなら、親として身長を伸ばしてあげるだけじゃなく、頭も良くしてあげたいと願うはずです。

そこで今回は、「学習力アップを狙ったサプリは本当に頭が良くなるのか」「副作用などの心配はないのか」「身長サプリでも頭は良くなるのか」について徹底解説していきます。

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身長サプリが並んだ画像

※JNFは日本ニュートリション協会のことです。

子供の成長期は一度きり!
必要な「栄養」足りてますか?

成長途中の子供はビタミンやミネラルなど多くの栄養素が必要です。そんな栄養素を簡単に補給できる身長サプリ(子供用サプリ)を専門家が評価!わが子にあったものをチョイスしましょう。

頭が良くなるサプリとは?

ここでは「頭が良くなるサプリ」と書いていますが、成績アップを目的としたサプリが販売されています。

主に「同級生の子に比べて成績が伸びない」「勉強に対して集中力が続かない」「記憶することができず、暗記や計算をするのが苦手」といったお子さんに向けた商品です。

また、集中力や記憶力アップだけではなく、商品によっては勉強によるストレスやプレッシャーなど子供の精神面への対策をしているものもあります。

もともとは学習力アップではなく、お年寄りの記憶力改善のためなどに多く販売されてきたのですが、最近勉強を重視する家庭が増えてきていることもあってか子供向けに開発され、注目を集めています。

サプリで本当に頭が良くなる?記憶力が良くなる?

みなさんがもっとも気になるのは「本当に頭が良くなるのか・記憶力が良くなるのか」だと思います。まず、先に答えをいうと頭が良くなるとはいえません。

身長サプリも含めた色々なサプリには「栄養機能食品」や「栄養補助食品」などの表記がされています。

これらは一見、効果効能がある医薬品と似たようなものに思えますが、あくまで”食品”です。そのため、「頭が良くなる」「若返る」といった効果は表示することができません。

こういった理由から子供の頭が良くなるサプリは効果効能を認めているわけではないので「頭が良くなる」とはいえません。

実際に気になる商品があれば、その商品の公式サイトをチェックしてみてください。「学習アップ」や「学習を応援」といった少し曖昧な書き方をしているはずです。

飲んでも頭は良くならない?

難しいのですが「飲んでも頭が良くならない」とは言い切れません。効果を表示することは認められていませんが、脳の働きをサポートしてくれる成分は入っているので良くならないとは言えません。

これはすべてのサプリでも同じことがいえます。もちろん、身長サプリでも同じことがいえます。身長サプリだと身長が伸びるために必要な栄養素は入っていますが、伸びる保証はされていません。

サプリはあくまで足りていない栄養素を補うものです。飲んだからといって、頭が良くなる、身長が伸びるとはなりません。

足りていない栄養素を補うためだけなので、最終的にお子さんが勉強をまったくしなければ頭は良くなりませんし、身長サプリだと夜更かしや運動をしないなどのことをしていれば身長は伸びません。

ただ、栄養素が足りていないままだと、運動や早寝早起きをしても伸び率に影響を及ぼすことがあります。

サプリは直前までのサポートをしてくれるだけで、最終的に効果が出る出ないはお子さんの生活習慣にかかっています。

副作用などの心配はない?

上記でも少し説明をしていますが、すべて食品なので医薬品のように飲んでいて副作用がでる心配はありません。

ただし、サプリだからこそ気をつけるべきこともあります。それは「過剰摂取」「アレルギー」です。

過剰摂取について

普段の食事では補えない栄養素などを配合しているサプリはたくさん補えるように工夫されています。

しかし、サプリの量を守らず食べると過剰摂取になってしまう可能性があります。

簡単に栄養素を満たせる分、過剰摂取になることもあるので注意してください。

アレルギーについて

サプリはさまざまな原材料が使われているためアレルギーを引き起こす可能性があります。

アレルギーは赤ちゃんのころがもっとも引き起こしやすく、大人になるにつれて引き起こしにくくなっていきます。

お子さんが小学生、中学生だとまだまだアレルギーを引き起こす可能性も十分にあるので、アレルギーには注意してください。

すでにアレルギーをもっているなら、たとえ少量のサプリでも食べさせるのはやめておきましょう。

頭が良くなる・記憶力が良くなる方法はある?

小学生・中学生は遊びたい盛りで、勉強が疎かになりがちです。友達と元気に遊んでくれるのは嬉しいことですが、将来を考えると親としては少し心配ですよね。

頭や記憶力を良くするための方法を調べてみると「本を読み聞かせる」「パズルをさせる」など色々な方法があります。

ただ、どれにしてもお金はかかりますし、子供が興味をもってくれるかが心配ですよね。色々な方法を試す前に何より大事だと思うのが「生活習慣」です。

「食事・運動・睡眠」の3つの生活習慣を改善していきましょう。

食事と頭の良さの関係性

食事はサプリも出ているほど大切な要素です。偏った栄養バランスになると脳に栄養が行き届かなくなり、回転率も悪くなってしまいます。

また、幼少期であれば噛むことはあごの力を発達させることだけではなく、脳の血管が大きくなり、血流をよくする重要な働きがあります。また、匂いや味によって脳が刺激され、発達を促すこともできるのです。

実際に食事の大切さから平成17年に「食育基本法」というものが制定されました。そこには「食育とは生きるための基本であり、知的能力面と道徳面の基礎となるべきもの…」と書かれています。

今、改めて、食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている。

運動と頭の良さの関係性

運動と頭の良さはまったく関係ないように思えて、とても密接した関係です。運動というのは脳を使って制御をするものです。複雑なスポーツやダンス、楽器の演奏などになってくると、さらに脳は働きます。

スポーツなんかをしているときに「体で覚える」とありますが、この体とは脳のことで、「脳で覚える」と同じ意味です。このことからボケ防止の治療として注目を集めています。

運動をすれば脳はたくさん働き発達していきます。また、運動をすることによって爽快感を生み出し、精神的なストレスの発散にもなったりするので、心の健康としても運動をしましょう。

睡眠と頭の良さの関係性

びっくりマークと医者

年々、日本の子供の睡眠は短くなってきています。過去と比較すると1時間も短くなっているのです。

日本の子供の睡眠時間と比べて、ヨーロッパの子供たちは90分、スイスの子供たちだと150分も長く眠っています。

日本は平均7時間台であるのに対して、アメリカは約30分、ヨーロッパ諸国は90分以上長い。特にスイスの中
学生は約150分も長く眠っており、欧米に比べ日本の中学生がいかに短い夜間睡眠しかとっていないかがよくわかる

日本の小学生から高校生までの6割以上は睡眠不足を感じています。睡眠不足になると成長ホルモンが分泌されず、身体と精神が健全に育っていきません。

日常的な夜更かしや睡眠不足によって、体内のリズムが狂うと知的・情緒的発育の遅れや体調不良、不登校、意欲の低下、イライラ感の増加などに繋がります。

最近の脳科学の研究では睡眠が学習能力やスポーツ、音楽の向上に大きな役割をはたしていると明かされてきました。

テスト近くになると夜遅くまで勉強する子供もいますが、早寝して早起きしたほうが効率がいいでしょう。

頭が良くなる・記憶力が高める栄養成分

脳の働きを活性化させる栄養素をいくつか紹介し、解説していこうと思います。

  • DHA・EPA
  • 糖質
  • ビタミン・ミネラル
  • レシチン

DHA・EPA

DHA・EPAとは不飽和脂肪酸の一つで、体内では作ることが出来ないため食事から取る必要のある必須脂肪酸です。サバやアジ、カツオなどの青魚に多く含まれています。

血液をサラサラにしたり、血流を良くするなどの改善や、目や脳の働きを活性化させるといわれています。

DHA・EPAを不足すれば物忘れや視力の低下、子供はなりづらいのですが血流の悪化による動脈硬化や心筋梗塞などのリスクが高くなります。

糖質

「脳のエネルギーとして糖質を摂るといい」とよく言われています。脳のエネルギーとして活躍してくれるのが”ブドウ糖”です。

ブドウ糖は米やパンなどの炭水化物を分解して摂ることができます。不足すると脳のエネルギーがなくなるので、記憶力が低下したり、集中力の低下、思考能力の低下などを招きます。

米やパン以外にもサツマイモのイモ類や果物、ハチミツなどにも多く含まれています。ただし、炭水化物を摂りすぎると肥満になってしまうので量には十分に注意してください。

パン

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ビタミン・ミネラル

プラセンタサプリ

脳の働きを活性化させるビタミン・ミネラルを紹介していきます。

ビタミン

ナイアシン(ビタミンB3)

ナイアシンは神経伝達物質の生成に関わっています。不足するとうつ病や落ち着きがなくなる多動などの症状が現れます。マイタケやタラコ、かつお節に多く含まれています。

ビタミンB6

ビタミンB6は精神を安定させる脳内物質の生成に関わっています。睡眠を促すメラトニンを作る働きもあります。不足するとイライラや睡眠障害などが現れます。トウガラシや米ぬか、ニンニクに多く含まれます。

ビタミンB12

ビタミンB12は脳のホルモンを生成するのに関わっています。ホルモンを分泌することによって血流が良くなり、脳は活発化します。しじみやあまのり、イワシに多く含まれています。

ビタミンC

ビタミンCは抗酸化作用があり、ストレスへの抵抗力を強化したり病気から体を守るなどの働きがあります。アセロラやケール、パセリに多く含まれています。

ミネラル

ボトル

は赤血球を作る働きがあります。鉄を不足すると鉄欠乏症貧血を引き起こしてしまいます。貧血になると酸素を運ぶことができず、脳の回転も遅くなり、頭痛や息切れを引き起こします。こんにゃくや青のり、アユに多く含まれています。

カルシウム

カルシウムのほとんどは骨を強化する働きに使われるのですが、一部は神経の働きや運動の働きの役割をしています。不足するとイライラなどの症状が現れます。牛乳や煮干し、干しエビに多く含まれます。

マグネシウム

マグネシウムはカルシウムとともに骨を強化する働きがあります。他にも神経の興奮を抑えたり、血圧の低下を抑えたりします。不足すると落ち着きがなくなり、多動や睡眠障害、集中力の低下を招きます。青のりやワカメ、米ぬかに多く含まれます。

レシチン

レシチンとは脂質の一種ですべての細胞の中に存在し、病気などから守ってくれる細胞壁の役割があります。

レシチンを不足すると疲労が溜まりやすくなったり、免疫力の低下、不眠などの症状が現れるかもしれません。

疲労や免疫力、不眠になると記憶力が低下し、集中力も続かなくなります。そのため、成績にも大きく関係しているといえます。

身長サプリを飲んでも頭は良くなる?

身長サプリは名前のとおり成長を促すための栄養素を中心に配合されています。そのため、身長サプリと頭は関係のないようにも思えます。

しかし、身長サプリにもカルシウムやマグネシウムなど、頭によい栄養素が含まれています。

成績アップ専用のサプリと比較すると栄養素はもちろん劣りますが、栄養素はあります。成長を目的としているなら身長サプリ、成績アップを目的としているなら学習アップサプリと飲みわけしょう。

まとめ

以上、子供の頭が良くなるサプリについて解説しました。

飲むと頭が良くなるとは言えませんが、栄養素でのサポートには期待してもいいでしょう。DHA・EPAは不足している人が多いので、摂っておいて損はないと思います。

成績アップを目指すなら、まずは「食事・運動・睡眠」の3つの生活習慣を改善してあげましょう。それからサプリに頼るか決めましょう。